2012年2月24日
『ヤング≒アダルト』
『ジュノ』(07)の監督ジェイソン・ライトマンと脚本ディアブロ・コーディのコンビによる新作。田舎のダイナーではドレスアップし過ぎ、犬の散歩で近所を歩く時はドレスダウンし過ぎる、世間の"中庸"という感覚からかけ離れたバツイチのライターを演じる主演シャーリズ・セロンが、ディアブロ・コーディの捻り出すブラックな台詞を容赦なく決める。そんなビッチなシャーリズが格好良くも、痛ましい。あの終わり方でいいのか?と観客を不安に陥らせるかもしれないが、ジェイソン・ライトマン映画ならではのミディアム・テンポのリズムが心地良く、一気に見せてしまう、技ありの一品。