2008年12月25日

『その男ヴァン・ダム』

ピークを過ぎたアクション・スター、J・C・ヴァン・ダムが捨て身でセルフ・パロディを演じる。『狼たちの午後』へのオマージュが、可笑しくも哀しい佳作。サントラの発売を請う!
2008年12月25日

『懺悔』

グルジアの巨匠テンギズ・アブラゼ監督の遺作。ペレストロイカの象徴となった、ソ連崩壊前夜に作られた伝説的な映画。25年の歳月を経て、ついに日本公開!
2008年12月25日

『永遠のこどもたち』

『パンズ・ラビリンス』のギレルモ・デル・トロがプロデュース。スペイン=メキシコ合作らしく、シュールリアリズムの伝統を踏まえながら親子の愛を描いた"ダークファンタジー"の注目作。
2008年12月25日

『そして、私たちは愛に帰る』

トルコ系ドイツ人の若き俊英が、移民問題等を背景に複雑な親子の姿を描いた感動作。ヘルツォーク作品の撮影を努めたクラウスマンが捉えたイスタンブールの魅力的な町並みも必見!
2008年12月25日

『英国王給仕人に乾杯!』

チェコ・ヌーヴァルヴァーグの巨匠イジー・メンツェル、『10ミニッツ・オールダー』以来の新作。チェコ20世紀現代史を愛と笑いで描き、巨匠メンツェルの最高傑作との呼び声も高い。
2008年12月25日

『アンダーカヴァー』

© 2007 2929 Productions LLC. All rights reserved
緻密な映画作りと寡作で知られるジェームズ・グレイ監督の新作。ホアキン・フェニックスとマーク・ウォールバーグを主演に迎え、NY市警とマフィアの死闘を描く重厚な犯罪ドラマ。
2008年12月25日

『アラビアのロレンス』

イギリスの巨匠デヴィッド・リーン生誕100周年記念。名作中の名作を巨大スクリーンで体験するチャンス!50年前の超大作ながら、今なおリアルな政治ドラマとして堪能できる傑作。
2008年12月22日

『マルセイユの決着(おとしまえ)』

フランス人小説家ジョゼ・ジョバンニ原作の映画化『ギャング』(ジャン・ピエール・メルヴィル監督1966年)をアラン・コルノー監督が、ダニエル・オートゥイユ、モニカ・ベルッチ、ジャック・デュトロン、ニコラ・デュヴォシェルという最高のキャスティングで完全リメイク。愛すべき<フレンチ・フィルム・ノワール>の新作。
2008年12月15日

『エグザイル/絆』

香港映画最後の巨匠、ジョニー・トー監督の最高傑作との呼び声も高い、中国返還直前のマカオを舞台にした犯罪ドラマ。ジョニー・トー監督は、次回作ジャン=ピエール・メルヴィル『仁義』のリメイク(オーランド・ブルーム主演)でハリウッド進出を果たす。
2008年12月15日

『ブロークン・イングリッシュ』

世界中のシネフィルの心を揺さぶった、米インディーズ映画の父、ジョン・カサヴェテス。その娘、ゾーイ・カサヴェテスの監督作品というだけで無条件に応援したくなるという人々が世界中に続出したに違いない、そんな周囲の期待にも見事に応える、堂々たる長編映画第一作。セレブ友達コネクションが豊富そうなメルヴィル・プポーがここにも登場、映画に華やぎを添える。
2008年12月 8日

特集 ストローブ=ユイレの軌跡 1962-2008

第二部:2008年12月9日(火)〜12月13日(土)@アテネ・フランセ文化センター
映画を見る目を鍛える、ストローブ=ユイレのレトロスペクティブ。ダニエル・ユイレの訃報に接し、ペドロ・コスタが『リベラシオン』紙に寄せた、並外れて明るい追悼文を想い出しつつ。(『コロッサル・ユース』劇場用パンフレットに収蔵)
2008年12月 8日

『バンク・ジョブ』

© 2007 Baker Street Investors, LLC. All Rights Reserved.
1971年のロンドン、英国王室を震撼させる、実際に起きた"大事件"を映画化したクライム・サスペンス。この素材で映画が面白くなければ、監督(ロジャー・ドナルドソン)の立つ瀬がない!
2008年12月 1日

ジョアキン・ペドロ・デ・アンドラーデ監督特集 〜ブラジル映画の奇跡〜

2008年12月6日(土)@アテネ・フランセ文化センター
イタリアのネオレアリズモ、フランスのヌーベルヴァーグの影響を受けた、ブラジルの映画運動<シネマ・ノーヴォ>の中心的な映画作家、ジョアキン・ペドロ・デ・アンドラーデ監督の代表作『マクナイーマ』をスクリーンで観るチャンス到来!
2008年12月 1日

『BOY A』

『大いなる陰謀』でロバート・レッドフォードと丁々発止のダイアローグを展開してみせたアンドリュー・ガーフィールドが、刑務所に入っていた過去を隠しながら、新しい生活をスタートさせる、苦悩に満ちた青年を演じる。監督ジョン・クローリーと脚本マーク・オロウは、共にアイルランド出身、全編、北イングランドのマンチェスターで5週間で撮影されたというブリティッシュ・インディーズの注目作。

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