2010年12月17日

『ロビン・フッド』

イギリスのシャーウッドの森に住んていたとされる伝説の義賊"ロビン・フッド"といえば、弓矢の達人。中世で最もメジャーな武器であった"弓矢"の持つ破壊力、その重量感のある映像/音響描写は、さすがに希代のビジュアリスト、リドリー・スコットの面目躍如。その弓矢が大量に放たれる戦闘シーンはさすがに見応えがある。無愛想なラッセル・クロウと男勝りなケイト・ブランシェットのコンビにも倒錯的な魅力的が漂う。そうした全てが既視感の中に収まってはいるものの、今後長く見続けることができる良質の娯楽映画として高く評価されてしかるべき作品。アモス・ギタイ監督『幻の薔薇』での主演があまりにも素晴らしかったレア・セドゥーの美しい肢体を目にすることができるのは嬉しいオマケ。

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