2010年7月 5日

『ハングオーバー』


結婚式直前のバチュラーパーティーで、ラスベガスへ行った4人組が、ハメを外しすぎた挙げ句にとんでもない事態を引き起こすナイトメア・コメディの傑作。ファレリー兄弟以降、アメリカのコメディに定着した下ネタ、差別ネタ満載のお下劣スタイルでグイグイ押して来る。ヘザー・グラハムがストリッパー役でパンチの効いた存在感を示しているが、この役を脚本段階であまりにもバカらしいと思って断ってしまったというリンジー・ローハンは今になって後悔しているという。とはいえ、この作品の仕上がりを脚本段階で想像するのはかなり難しそうで、リンジーが断るのも無理もない、と思わせる程に荒唐無稽な一品。あまりに暑い日にはこういう映画で一息つくのも悪くない。

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