2010年6月21日

『ローラーガールズ』


公開から早一ヶ月が過ぎてしまったので、今更ではありますが、、、。ハリウッドの俳優一家に育ち、4歳でスクリーン・デヴュー、女優として華々しいキャリアを築きながらも、私生活で様々なトラブルを経験してきたサバイバー、ドリュー・バリモアの処女監督作品『ローラーガールズ』(エレン・ペイジ主演)は、バリモアらしい毒を発しながらも、なかなかフレッシュな出来映えの青春エンターテイメント。テキサスな彼らのミュージックビデオが本作のイメージソースのひとつになっているに違いない、キングス・オブ・レオンの曲から始まる冒頭からして、バリモアのカルチャー的バックグラウンドを率直に告白する骨太な作家性を感じさせる。巷で言われている"イーストウッドの後継者"というよりは、いつまでもバイオレンス&ガーリーなやんちゃ映画人で居続けてほしい。まだ未見の方は是非。

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