2011.12.28 update

サイレントからトーキーの時代を跨ぎ、ラブロマンス、サスペンス、悲劇、コメディとあらゆるジャンル映画を、ハリウッド古典映画の言語を駆使して作り上げた、ソビエト娯楽映画の天才ボリス・バルネットの傑作選が渋谷ユーロスペースで開催される。2月9日(木)『帽子箱を持った少女』は、柳下美恵さんピアノ生伴奏付き!
1月21日(土)〜2月10日(金)@ユーロスペース
2012.1.23 update


『マイ・バック・ページ』を見て、学生運動のことを初めて知ったという現役日藝生による企画上映「映画祭1968」が1週間限定でオーディトリウム渋谷で行なわれる。日大を舞台とした記録映画『日大闘争』『続日大闘争』『死者よ来たりて我が退路を断て』、日本の”1968年”を考える上で外すわけにいかない『圧殺の森 —高崎経済大学闘争の記録—』と『パルチザン前史』といったセレクションに加えて、村上龍の爆笑原作小説の映画化作品『69 sixty nine』がラインナップされているところに、21世紀的なバランス感覚を感じる。しかも、ゴダール『東風』上映のトークゲストに上野千鶴子登場とは!
1月28日(土)〜2月3日(金)@オーディトリウム渋谷
2012.1.27 update


東京日仏学院、今年一発目の特集上映「カプリッチ・フィルムズ ベスト・セレクション」がいよいよ始まろうとしている。フランスで最も先鋭的な作品の製作・配給・出版を手掛けるレーベルとして注目されている”カプリッチ・フィルムズ”の傑作群が一挙上映され、『猫、聖職者、奴隷』の木下香監督、boidの樋口泰人氏、カプリッチ・フィルムズのティエリー・ルナス氏らが登壇するトークショーも予定されている。もはや自明のものではなくなった”映画批評”は、現代において未だ有効なのか?という疑問符を頭の片隅に抱きつつも、ロバート・クレイマー、ジャン=クロード・ルソー、ストローブ=ユイレ、アルベルト・セラら、その作品自体がラディカルな映画批評そのものである傑作群に触れ、トークショーの熱に絆されるうちに、そんな疑問符はどこかに消し飛んでいるに違いない。
2月3日(金)~2月26日(日)@東京日仏学院
2012.1.18 update


2011年ロカルノ国際映画祭で中編映画としては異例の招待作品に選ばれ、青山真治監督の『東京公園』、富田克也監督の『サウダーヂ』と共にロカルノを湧かした真利子哲也監督の最新作『NINIFUNI』(宮﨑将、ももいろクローバー共演)が2月4日(土)より渋谷ユーロスペースを皮切りに全国公開される。『NINIFUNI』の公開を祝して長編デビュー作『イエローキッド』も1週間限定で特別上映される。未見の方は是非この機会に!
『NINIFUNI』
2月4日(土)〜@ユーロスペース
2月25日(土)〜@大阪:シネ・リーブル梅田、名古屋:シネマスコーレ、京都:京都みなみ会館ほか
2011.11.17 update
2011.11.10 update
2011.10.27 update
2011.10.12 update
2011.6.8 update

フランス国内ではIMFストロスカーン専務理事のニューヨークにおける逮捕劇に霞み、ラース・フォン・トリアーの舌禍問題ばかりが目立った感のある今年のカンヌ国際映画祭だが、全体的な傾向として、テクノロジーの進化を競う傾向から、精神性重視の人間らしさが前面に出た作品に回帰する兆しが顕著にみられる、まずまず充実した映画祭だったとの声も聞こえている。OUTSIDE IN TOKYOは、そうした作品群の中から、日本でも公開が待望されているラース・フォン・トリアーの『メランコリア』、ダルデンヌ兄弟の『少年と自転車』、そして、今年の上映作品の中でも最高傑作との呼び声も高いアキ・カウリスマキ『ル・アーヴル』のレビューを掲載する。