TIFF 第24回東京国際映画祭
【日本映画・ある視点】【巨匠へのオマージュ】【震災を超えて】【日中友好】【映画人の視点】

TIFF 第24回東京国際映画祭
10月22日(土)~30日(日)@六本木ヒルズ、シネマート六本木ほか
公式サイト http://2011.tiff-jp.net/ja/
上映スケジュール
上映プログラム
【日本映画・ある視点】

© 2011スタイルジャム
『今日と明日の間で』
88分/日本語/カラー/2011年/日本
配給:株式会社スタイルジャム
エグゼクティブ・プロデューサー:甲斐真樹
プロデューサー:石川朋子
監督:小林潤子
撮影監督:大高明毅  録音:森 英司  録音:富野 舞  照明:花村 浩  編集:大重裕二  テーマ音楽:椎名林檎
出演:首藤康之、中村恩恵、小野寺修二、斉藤友佳理、シディ・ラルビ・シェルカウイ
 

世界が認める孤高のバレエダンサー首藤康之。彼を追うことで見えてきた、もうひとつの舞台。バレエとの出会いから、明日という末来への挑戦まで、今まで語られなかった日常と葛藤、希望を描く。

10/24 16:20 10/27 11:00
© 2011 Tip Top
『トーキョードリフター』
72分/タガログ語/カラー/2011年/フィリピン
配給:東風
監督:松江哲明
撮影監督:近藤龍人  録音:山本タカアキ  制作:岩淵弘樹  車両:大西裕  現場記録:九龍ジョー
出演:前野健太
 

2011年5月。東日本大震災後、ネオンが消えた東京の街を舞台に『ライブテープ』(2009年日本映画・ある視点作品賞受賞)の松江哲明監督が最新作を撮りあげた。降りしきる雨の夜をミュージシャン・前野健太が歌い、叫び、さすらう。

10/25 20:00 10/29 17:00
© 2011 STUDIO-D JAPAN, Inc.
『春、一番最初に降る雨』
85分/カザフ語、アルタイ語、ロシア語/カラー/2011年/日本=カザフスタン
エグゼクティブ・プロデューサー:佐野史将
監督/脚本:佐野伸寿
監督/脚本:エルラン・ヌルムハンベトフ
エグゼクティブ・プロデューサー/撮影監督:ムラト・ヌグマノフ  音楽:蒲池 愛  美術監督:アリヤ・シャマーノヴァ  製作進行:アセリ・エルジャノヴァ
出演:アスハット・サギンディック、アイグリ・サルセナリ、アナスタシア・ビルツォーバ、アリシェル・サルセナリ、ラウラ・ディリディバエヴァ、エルラン・ヌルムハンベトフ、タマラ・ムカノヴァ、オレグ・ポルトランスキフ


中央アジアのカザフスタン。中国国境に近い天山山脈の支脈に、漂流者のシャーマンと共に暮らす一家がいた。雄大なカザフスタンの大自然の中で素朴に暮らす家族を描く、再生と共生をテーマにした不思議な物語。

10/27 21:00 10/29 11:10
© 陽光プロ
『ひかりのおと』
89分/日本語/カラー/2011年/日本
配給:陽光プロ
脚本/監督:山崎樹一郎
キャプテン:桑原広考  プロデューサー:加納一穂  プロデューサー:岡本 隆  音楽:増岡彩子  撮影:俵 謙太  照明:大和久 健  録音:近藤崇生
出演:藤久善友、森 衣里、真砂 豪、佐藤豊行、中本良子、佐藤順子、辻 総一郎


土地特有の人間模様、将来の見えぬ不安、見つめ直される家族の絆。農業を生業とする映画作家・山崎樹一郎が若き酪農家の葛藤と未来へのささやかな希望を「土地からの視点」で描く長編初監督作。

10/24 20:40 10/27 16:30
© 2011 cinema rosa
『ひとつの歌』
100分/日本語/カラー/2011年/日本
プロデューサー:勝村俊之
プロデューサー:橋本泰樹
プロデューサー/監督/脚本:杉田協士
撮影:飯岡幸子  音響:黄 永昌  編集:大川景子  制作:高橋 幸  音楽:柳下美恵
出演:金子岳憲、石坂友里、枡野浩一、天光眞弓、塩見三省


東京郊外の駅で起きた事故の真相にただひとり気付いている青年が辿る、ある告白までの道のりを描く。篠崎誠、黒沢清、青山真治など多数の監督の下で助監督の経験を積んだ新鋭・杉田協士による長編デビュー作。

10/23 21:00 10/26 17:30
© 東京藝術大学大学院映像研究科
『返事はいらない』
94分/日本語/カラー/2011年/日本
配給:東京藝術大学大学院映像研究科
監督/脚本:廣原 暁
製作:山田彩友美  撮影監督:宮本佳史  美術:高井良崇  録音:渡辺一輝  編集:片寄弥生  助監督:上田謙太郎  音楽:ARTLESS NOTE
出演:佐藤貴広、太田順子、桝木亜子、坂本紘一、泉 光典、小泉陽一郎、吉岡睦雄


前作『世界グッドモーニング!!』が国内外の映画祭にて数々の賞を受賞し、大きな注目を集める廣原暁の新作。若きカップルの平凡な同棲生活が非凡な逃避行劇へと変わる。

10/23 11:20 10/28 21:10
© マイケルギオン
『ももいろそらを』
113分/日本語/Black & White/2011年/日本
監督:小林啓一
プロデューサー:原田博志  マネージメント:宮崎紀彦  製作:松嶋 翔  録音:日高成幸  題字:土屋 浄
出演:池田 愛、小篠恵奈、藤原令子、高山 翼、桃月庵白酒


新聞の採点を日課にしている高校生・川島いづみは、ある日大金の入った財布を拾う。財布の持ち主を探し当てたことから、話は意外な展開へ...。モノクローム映像と共に高校生の心情を自然体で描く青春の一篇。

10/22 17:40 10/25 16:00
© 倉田プロモーション
『レッド・ティアーズ~紅涙~』
87分/日本語/カラー/2011年/日本
企画/製作:倉田保昭
企画/製作:堀内 政
監督/脚本/撮影:辻本貴則
脚本:米川榮一  音楽:吉田 光  特殊造型監修:西村喜廣  アクション監督:浅井宏樹
出演:加藤夏希、石垣佑磨、倉田保昭、山口果林、森田彩華、中村浩二、永井正浩、高島洋樹


連続猟奇殺人事件を捜査中の鉄雄は、謎の美女・紗代子と出会い、互いに強く惹かれ合うが...。世界を代表するアクションスター、倉田保昭総指揮による本格サスペンス・ホラー・アクション。

10/24 13:20 10/29 19:20
PFFグランプリ作品『ダムライフ』上映会&シンポジウム
84分/日本語/カラー/2011年/日本
監督・脚本・撮影・編集:北川 仁
録音・整音:北川 斉  音楽:藤田建次  助監督:向山幸宏  VFX:Yoshitsune
出演:笠継景太、菅原佳子、米元信太郎、小野孝弘、武井哲郎、鬼塚俊秀、外間 旭、泉水美和子、菊池翔空、相田心優、今村謙士、日野慧運


昨年からスタートしたPFFとの提携企画。PFFグランプリ受賞作品の特別上映に加え、好評だったインディペンデント映画と映画祭を議論するシンポジウムも更に充実した内容で企画中。上映作品はPFFアワード2011 グランプリ『ダムライフ』に決定いたしました。

『ダムライフ』
狂気と失笑と悲しみのダムが決壊する。虐げられた究極のイエスマンの暴走が止まらない! 人の心を逆撫でするハネケ的(?)アプローチが賛否を呼ぶ問題作。

10/26 13:20
【巨匠へのオマージュ】
© Chris Marker
『黒澤 その道』
52分/仏語、英語、日本語、ペルシャ語、中国語、韓国語/Color, Black & White/2011年/フランス
監督:カトリーヌ・カドゥー
編集:セドリック・ドゥフェール  プロデューサー:吉武美知子
出演:ベルナルド・ベルトルッチ、ジュリー・テイモア、テオ・アンゲロプロス、アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ、アッバス・キアロスタミ、塚本晋也、宮崎 駿、ジョン・ウー、マーティン・スコセッシ、クリント・イーストウッド、ポン・ジュノ
 

世界的な映画監督11人の証言と黒澤明の通訳を務めた仏人女性の視点、新しい切り口で巨匠・黒澤明に迫るドキュメンタリー。世界の映画に彼が遺した偉大な足跡の検証。

5段階評価:★★★★

10/24 17:30
【震災を超えて】
© 2011「がんばっぺ フラガール!」製作委員会
『がんばっぺ フラガール! ~フクシマに生きる。彼女たちのいま~』
100分/日本語/カラー/2011年/日本
配給:アスミック・エース 、ジェイ・シネカノン
監督:小林正樹
音楽:ジェイク・シマブクロ  撮影:吉田 誠  エグゼクティブ・プロデューサー:丁廣鎮  プロデューサー:石原仁美  プロデューサー:藤村恵子  製作:ジェイ・シネカノン  制作:アスミック・エース エンタテインメント、テレビマンユニオン  ナレーション:蒼井 優
出演:スパリゾートハワイアンズ・ダンシングチーム 他


踊り、笑い、自らの足で立つ。その楽園には、フラガールが届ける元気の秘密があった――。日本のエネルギー政策に翻弄されてきた街「いわき」で、もう一度楽園を作る人たちの物語。

10/23 18:25
© 2011 モンキータウンプロダクション/映画「ギリギリの女たち」製作委員会
『ギリギリの女たち』
101分/日本語/カラー/2011年/日本
配給:ブラウニー
監督/脚本/プロデューサー:小林政広
  エグゼクティブ・プロデューサー:山田浩貴  エグゼクティブ・プロデューサー:秋山好之  ゼネラルプロデューサー:狩野善則  プロデューサー:西 健二郎  プロデューサー:詫摩大輔  撮影:西久保弘一  照明:斎藤 順  録音:永口 靖  編集:金子尚樹
出演:渡辺真起子、中村優子、藤真美穂


『春との旅』の小林政広監督の新作。3.11の被災地である気仙沼市唐桑町に居宅を持つ小林監督が、復興に願いを込め製作。震災を機に再会した三姉妹が織りなす愛憎劇。

10/24 10:50 10/29 13:50
『今、つたえたいこと ~きっと わらえる 2021製作委員会』
40分/日本語/カラー/2011年/日本
製作/監督:ナスリーン・ムンニー・カビール
撮影:ピーター・チャペル  録音:アシュリー・マクダフィ  編集:マーチン・ロシェ


パナソニックが映像制作を支援する教育プログラムKWN(キッド・ウィットネス・ニュース)では、福島、岩手、宮城の三県の小中学校の子どもたちが撮影に取り組みます。
「今、つたえたいこと」をテーマにした映像を映画祭で上映します。

無料上映 10/23 13:00
【日中友好】
© 「明日に架ける愛」製作委員会
『明日に架ける愛』
105分/日本語、中国語/カラー/2011年/日本=中国
配給:株式会社ティ・ジョイ
監督/脚本:香月秀之
製作総指揮:周 帆  エグゼクティブ・プロデューサー/原案:小鹿泰光  プロデューサー:櫻井一葉  撮影監督:小林 元  照明:椎原教貴  音楽:MOKU  主題歌:倉木麻衣 feat. アレックス・ルー
出演:市井紗耶香、アレックス・ルー、馬 蘇、大杉 漣、山本未來、高嶋政宏、八千草薫
 

青森、北京、東京を舞台に、国境や民族を越えて、人間の愛は永遠である事を描く。元モーニング娘。の市井紗耶香と八千草薫の家族愛がリアルに描かれている。

10/28 11:00
【映画人の視点】
© 伊丹プロダクション
『JUZO AGAIN(オールナイト)』
[カンファレンス]
ゲスト:宮本信子(女優)、本多俊之(音楽家)、糸井重里(コピーライター)
モデレーター:田中文人(TIFF作品部)
アシスタント:田崎恵美 (映画監督)

[スクリーニング]
『ゴムデッポウ』(62) (伊丹一三名義 初監督作品貴重上映) ©1962 ITAMI
『マルサの女』(87) ©1987伊丹プロダクション
『あげまん』(90) ©1990伊丹プロダクション
以上、監督:伊丹十三
 

日本を代表する映画監督のひとり、伊丹十三監督。彼の名「十三」と同じく没後13年の時が経った今、多大な功績を振り返り、その色褪せることのない傑作を上映。

10/22 22:00
『未来のアニメーション』
[カンファレンス]
ゲスト:山村浩二(アニメーション監督)、諏訪道彦(プロデューサー)、黄瀬和哉(アニメーター/アニメーション監督) 
モデレーター:田中文人(TIFF作品部) 
アシスタント:安野希世乃(声優) 

[スクリーニング]
『マイブリッジの糸』(11) 監督:山村浩二 ©2011 National Film Board of Canada/NHK/Polygon Pictures
『キズナ一撃』(10) 監督:本郷みつる ©本郷みつる/asconsion/文化庁・平成22年度若手アニメーター育成プロジェクト
『たんすわらし。』(10) 監督:黄瀬和哉 ©黄瀬和哉/Production I.G/文化庁平成22年度若手アニメーター育成プロジェクト
『エースをねらえ!劇場版』(79) 監督:出崎統(追悼上映) ©山本鈴美香/集英社・TMS


山村浩二監督をはじめとする著名アニメーション監督をゲストに迎え、アニメーション監督の視点からの劇映画論、アニメーションの新たな映像表現に迫る。

10/28 22:00
© 1972 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.
『映画の出来は弾丸の数と火薬の量』
[カンファレンス]
ゲスト:羽佐間道夫(声優・ナレーター)、柏原寛司 (脚本家)
モデレーター:田中文人(TIFF作品部)
アシスタント:小島 薫(女優)

[スクリーニング]
『ゲッタウェイ』(72) 監督:サム・ペキンパー ©1972 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.
『ロイ・ビーン』(72) 監督:ジョン・ヒューストン ©1972 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.


70年代アクション映画が日本映画に与えた影響を探り、2大スター、スティーブ・マックィーン、ポール・ニューマンの名作をフィルムで上映。

10/29 23:00


TIFF 第24回東京国際映画祭
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