TIFF 第24回東京国際映画祭【WORLD CINEMA】

上映スケジュール
上映プログラム
【WORLD CINEMA】

『アナザー・ハッピー・デイ』
115分/英語/カラー/2011年/アメリカ
監督/脚本:サム・レヴィンソン
プロデューサー:エレン・バーキン  作曲:オラファー・アルナルズ  撮影監督:アイヴァン・ストラスバーグ  編集:レイ・ハブリー  美術:マイケル・グラスリー  衣装:ステイシー・バタット
出演:エレン・バーキン、エズラ・ミラー、デミ・ムーア、ケイト・ボスワース、トーマス・ヘイデン・チャーチ、ジョージ・ケネディ、エレン・バースティン
 

結婚式に集合した大家族。新郎の両親は離婚しており、母親は前夫の現在の妻の存在が気に入らない。親戚の子供たちも問題を抱え、状況はカオスと化していく...。複雑な人間関係と感情の爆発を見事な演出で描く本作は、サンダンス映画祭で脚本賞を受賞。

10/23 20:15 10/26 14:20
© 2011 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved.
『明日を継ぐために』
97分/英語、スペイン語/カラー/2010年/アメリカ
監督/プロデューサー:クリス・ワイツ
プロデューサー:ポール・ユンガー・ウィット  プロデューサー:クリスチャン・マクローリン  プロデューサー:ジェイミー・ガーツ  プロデューサー:ステイシー・ルブリナー  原案:ロジャー・L・サイモン  脚本:エリック・イーソン  撮影監督:ハビエル・アギーレサロベ  美術:メリッサ・スチュアート  音楽:アレクサンドル・デスプラ
出演:デミアン・ビチル、ホセ・ジュリアン、ドロレス・エレディア、ホアキン・コシオ、カルロス・リナレス
 

LAで暮らすヒスパニック系のカルロスは、息子の将来のためにも借金して商売を立ち上げるが...。よりよい未来のために奮闘する移民の親子の姿を温かく見つめる人間ドラマ。監督は『アバウト・ア・ボーイ』(02)のクリス・ワイツ。

10/22 11:50 10/24 16:35
『Bonsai ~ 盆栽』
95分/スペイン語/カラー/2011年/チリ=フランス
監督/脚本:クリスチャン・ヒメネス
原作:アレハンドロ・サンブラ  プロデューサー:ブルーノ・ベッタティ  プロデューサー:ジュリー・ガイエ  プロデューサー:ナディア・トゥリチェフ  撮影監督:インティ・ブリオネス  美術:ホルヘ・ザンブラノ  作曲:エドゥアルド・エンリケス  作曲:カロリーヌ・チャスプール  編集:ソレダード・サルファテ
出演:ディエゴ・ノゲラ、ナタリア・ガルガニ、ガブリエラ・アランシビア、トリニダード・ゴンサレス、ウーゴ・メディナ


8年間の年月を通じた、作家志望青年フリオと恋人エミリアの物語。物語を語ることへの哲学的な問いを含みながら、青春映画としてビターで爽やかな余韻を残す演出が鮮やか。カンヌ映画祭「ある視点」部門正式出品作品。

10/26 16:40 10/29 19:30
『チキンとプラム』
91分/フランス語/カラー/2011年/フランス
監督/脚本/原案:マルジャン・サトラピ
監督/脚本:ヴァンサン・パロノー  エグゼクティブ・プロデューサー:ヘンガメ・パナヒ  協力プロデューサー:フランソワ・ザヴィエ・デクラーヌ  編集:ステファン・ロシュ  作曲:オリヴィエ・ベルネ
出演:マチュー・アマルリック、エドゥアール・ベール、マリア・デ・メディロス、ゴルシフテ・ファハラニ、エリック・カラヴァカ、キアラ・マストロヤンニ


楽器を壊され、絶望のあまり死を決意した音楽家が、最後の8日間で人生を振り返り、叶うことのなかった愛を思い出す...。『ペルセポリス』の監督が、再び自身のマンガを映画化した大人のファンタジー。ヴェネチア映画祭コンペ部門正式出品作品。

10/25 10:30 10/27 11:35
© Jonas Mekas, José Luis Guerin
『メカス×ゲリン 往復書簡』
99分/スペイン語、英語/Color, Black & White/2011年/スペイン=アメリカ
監督/編集:ジョナス・メカス
監督/編集:ホセ・ルイス・ゲリン  編集助手(レター1,2,3,5):ヌーラ・エスクエラ  編集助手(レター4):パオロ・ヒル
 

アメリカのインディペンデント映画の重鎮であるジョナス・メカスと、『シルビアのいる街で』で世界の注目を集めるホセ・ルイス・ゲリンとが交わすビデオ・レター。国境と年齢を越えたふたりの芸術家の邂逅は、私生活のスケッチを至上の映画体験へと昇華させる。

10/22 14:40 10/27 14:00
© 2011 - IDÉALE AUDIENCE - ZIPPORAH FILMS, INC.TOUS DROITS RÉSERVÉS - ALL RIGHTS RESERVED
『クレイジー・ホース(仮題)』
134分/フランス語、英語/カラー/2011年/フランス=アメリカ
監督:フレデリック・ワイズマン


ドキュメンタリー監督として有名なフレデリック・ワイズマンが、パリの伝説的なクラブ「Crazy Horse」の舞台裏を描く。

10/29 10:20
© Les films du lendemain, My new Picture
『ある娼館の記憶』
125分/フランス語/カラー/2011年/フランス
監督/脚本/音楽:ベルトラン・ボネロ
助監督:エルサ・アミエル  撮影監督:ジョゼ・ドゥシェ  編集:ファブリス・ルオー  音響:ジャン・ピエール・デュレ  音響:ニコラ・モロー  装飾:アラン・ギュフロワ  衣装:アナイス・ロマン
出演:ノエミ・ルボフスキー、アフシア・エルジ、セリーヌ・サレット、アリス・バルノル、アデル・エネル、ジャスミン・トリンカ、イリアナ・ザベット


20世紀初頭、パリ。閉鎖目前の高級娼館を舞台に、娼婦たちの争い、不安、喜び、痛みを、絵画のような映像と見事なアンサンブルキャストで描く。狭い空間内で展開する群像劇をさばくボネロ監督の演出力が光る。カンヌ国際映画祭コンペ部門正式出品作品。

10/24 13:30 10/28 17:05
『地球の最後の男』
100分/イタリア語/カラー/2011年/イタリア
監督/脚本:ジャンニ・パシノッティ
プロデューサー:ドメニコ・プロカッチ  原案/コミック:ネッスーノ・ミ・ファラ・デル・マーレ・ディ・ジャコモ・モンティ  撮影監督:ヴラダン・ラドヴィッチ  美術:アレッサンドロ・ヴァンヌッチ  編集:クレリオ・ベネヴェント  作曲:ヴァレリオ・ヴィリアル  衣装:ヴァレンティーナ・タヴィアーニ  音響監督:アレッサンドロ・ビアンキ
出演:ガブリエーレ・スピネッリ、アンナ・ベッラート、ルカ・マリネッリ、テコ・チェリオ、ステファノ・スケリーニ、ロベルト・エルリツカ


女性とうまく付き合うことのできない孤独な青年と、地球にさりげなくやってきた宇宙人の訪問を受ける青年の父親...。リアリズムとファンタジーが自然にブレンドされる世界観が新鮮な、新人監督のデビュー作。ヴェネチア国際映画祭コンペ部門正式出品作品。

10/25 21:20 10/28 16:50
© 2011 NGF
『ミヒャエル』
96分/ドイツ語/カラー/2011年/オーストリア
監督/脚本:マルクス・シュラインツァー
撮影監督:ゲラルト・ケルクレッツ  プロデューサー:ニコラウス・ゲイハルター  プロデューサー:マーカス・グレイザー  プロデューサー:ミヒャエル・キッツバーガー  プロデューサー/編集:ウォルフガング・ヴィダーホーファー  プロダクション:ニコラウス・ゲイハルター・フィルムプロダクション  音響編集:クラウス・ケラーマン
出演:ミヒャエル・フイト、ダヴィド・ラウヘンベルガー、クリスティーネ・カイン、ウーズラ・シュトラウス、ビクター・トレンメル、クサーヴァー・ヴィンクラー、トーマス・プファルツマン


表向きは平凡な勤め人だが、ミヒャエルは自宅の地下室に誘拐した子供を監禁している小児性愛者だった...。サイコスリラーではなく、ホームドラマのように異常者を描く演出が評価され、監督第1作にしてカンヌ映画祭コンペティション部門に選出された。

5段階評価:★★★★

10/23 12:50 10/25 19:50
『アウトサイド・サタン』
109分/フランス語/カラー/2011年/フランス
監督/脚本/編集:ブリュノ・デュモン
エグゼクティブ・プロデューサー:ジャン・ブレア  エグゼクティブ・プロデューサー:ラシッド・ブシャレブ  エグゼクティブ・プロデューサー:ミュリエル・メルラン  撮影監督:イヴ・カペ  編集:バジル・ベルキリ  音響:フィリップ・ルクール  録音:エマニュエル・クロセ
出演:ダヴィッド・ドゥワエル、アレクサンドラ・ルマートル、ヴァレリー・メスダグ、ソニア・バルテルミ、ジュリエット・バケ、クリストフ・ボン、ドミニク・カフィエ


フランス北部の海岸沿いの町。奇妙な男が現れ、野宿を始める。農家の娘が彼の世話を焼き、ふたりは不思議な絆で結ばれるが、やがて娘の周囲で人が殺される...。息を呑む映像美で善悪の彼方を見つめる、カンヌで多くの受賞歴を誇る個性派監督の新作。

10/23 20:35 10/26 19:20
© Twin Triumph Productions, LLC
『ザ・パワー・オブ・ツー』
94分/英語、日本語/カラー/2011年/アメリカ=日本
監督/プロデューサー:マーク・スモロウィッツ
プロデューサー:アンドリュー・バーンズ  製作総指揮:クリス・ケリー  撮影監督:ニコラス・ロッシ  編集:マシュー・サルタン  編集:トーマス・ユージーン・グリーン
出演:アナベル・ステンツェル、イサベル・ステンツェル・バーンズ、ハツコ・ステンツェル、アナ・モデリン、ロビン・モデリン、アンドリュー・バーンズ、河野太郎、寺岡 慧、中澤奈美枝


一卵性双生児として生まれた日系アメリカ人姉妹が、いかに難病と格闘し克服したかを描く、奇跡のドキュメンタリー。明るく前向きな演出が観る者に勇気を与え、コラージュを凝らした編集も楽しい、感動的な「深刻エンタテインメント」。

10/23 11:20 10/27 17:20
『スリーピング・シックネス』
91分/ドイツ語/カラー/2011年/ドイツ
監督/脚本:ウルリッヒ・ケーラー
撮影監督:パトリック・オルト   編集:カタリーナ・ヴァルテナ  編集:エヴァ・ケンネマン  美術:ヨッヘン・デーン  音響編集:ジュリエン・ジカルト  音響効果:トビアス・ペーパー  プロデューサー:ヤニーネ・ヤコヴスキ  プロデューサー:マーレン・アーデ  プロデューサー:カトリン・シュレッサー
出演:ピエール・ボクマ、ジャン=クリストフ・フォリー、ジェニー・シリー、イポリット・ジラルド


奇病の調査でアフリカに赴任中の白人ドイツ人医師。フランスで育ち、出身国コンゴに数年ぶりに赴く黒人フランス人医師。それぞれの葛藤を描く2部構成を通じ、アフリカの光と影の中で揺れる人間心理が浮かび上がる。ベルリン映画祭監督賞受賞作品。

10/22 17:40 10/26 10:40
© Channel 4 Television Corporation, UK Film Council and Warp (Submarine) Limited 2010
『サブマリン』
96分/英語/カラー/2010年/イギリス
監督/脚本:リチャード・アヨエイド
原作:ジョー・ダンソーン  プロデューサー:メアリー・バーク  プロデューサー:マーク・ハーバート  プロデューサー:アンディ・ステビング  エグゼクティブ・プロデューサー:ベン・スティラー  撮影監督:エリック・ウィルソン  編集:ニック・フェントン  編集:クリス・ディケンズ  美術:ゲイリー・ウィリアムソン
出演:クレイグ・ロバーツ、ヤスミン・ペイジ、サリー・ホーキンス、パディ・コンシダイン、ノア・テイラー


早熟な15歳の少年オリヴァーには、夏の目標がふたつある。ジョルダナと初エッチをすることと、両親の離婚を防ぐこと! 爽やかさと想像力溢れるセンスの良さで、トロントやサンダンスなど多くの映画祭で話題となった青春映画。

10/24 21:15 10/28 19:50
© CHANNEL FOUR TELEVISION/UK FILM COUNCIL/EM MEDIA/OPTIMUM RELEASING/WARP X/INFLAMMABLE FILMS 2010
『ティラノサウルス』
91分/英語/カラー/2010年/イギリス
監督/脚本:パディ・コンシダイン
プロデューサー:ダーミド・スクリムショー  撮影監督:エリック・アレキサンダー・ウィルソン  編集:ピア・ディ・キアウラ  美術:サイモン・ロジャーズ  音響監督:グレッグ・マーシャル  音楽:クリス・ボールドウィン  音楽:ダン・ベイカー
出演:ピーター・ミュラン、オリヴィア・コールマン、エディ・マーサン


怒りをコントロールできず、自己崩壊寸前の男。彼が唯一心を開けそうな女性が現れる。しかし、その女性も秘密を抱えていた...。ピーター・ミュランの存在感が冴え、予期せぬ展開が胸を打つ人間ドラマ。サンダンス映画祭外国映画部門監督賞受賞。

10/22 20:25 10/25 16:50


TIFF 第24回東京国際映画祭【WORLD CINEMA】について、皆様のご意見・ご感想をお待ちしております。
なお、ご投稿頂いたものを掲載するか否かの判断については、
OUTSIDE IN TOKYO 編集部の判断に一任頂きますので、ご了承ください。





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