第12回東京フィルメックス



11/19(土)から9日間に渡って開催される第12回東京フィルメックス、アジアの新進作家による10作品が上映される「コンペティション」、映画の最先端を切り拓く「特別招待作品」、3人の映画作家の特集上映『限定!川島パラダイス♪』『相米慎二のすべて -1980-2001全作品上映-』 『ニコラス・レイ生誕百年記念上映』 の全上映作品のリリース情報を掲載。
2011.11.10 update



コンペティション  2011.11.10 update

特別招待作品  2011.11.10 update



第12回東京フィルメックス
11月19日(土)〜27日(日)@有楽町朝日ホール
公式サイト http://filmex.net/2011/
上映スケジュール
上映プログラム
【コンペティション】

『グッドバイ』
イラン/2011/100分 
監督:モハマド・ラスロフ
 

海外に出国しようとするものの様々な困難に直面する女性弁護士を主人公に、テヘランの現在を描いた作品。監督は昨年3月、ジャファール・パナヒとともに一時拘束された映画作家モハマド・ラスロフ。本年のカンヌ映画祭「ある視点」部門で監督賞を受賞。


11/20 21:15 11/22 12:10
『フライング・フィッシュ』
スリランカ/2011/124分 
監督:サンジーワ・プシュパクマーラ
 

スリランカの新鋭サンジーワ・プシュパクマーラの監督デビュー作。民族対立による内戦の時代、暴力の恐怖にさらされた東部スリランカの村を舞台に3つの物語が展開し、戦争が人々に残す傷跡を描き出す。目を見張る鮮烈な映像美と驚愕のラストが見る者を圧倒する。 

11/21 15:20 11/23 21:15
『オールド・ドッグ』
中国/2011/88分
監督:ペマツェダン 


都市開発が進むチベット。富裕層に高く売れる種類の犬を飼っている老人は、犬を売ろうとする息子に反発し、いったん売られた犬を強引に連れ戻す......。頑固な老人とその犬を描きつつ、チベットの現状を表現した作品。チベット人監督ペマツェダンの監督第3作。


11/21 18:50
『ミスター・ツリー』
中国/2011/88分 
監督:ハン・ジェ 


ジャ・ジャンクーの助監督をつとめ、『ワイルドサイドを歩け』でデビューしたハン・ジェの待望の監督第2作。重い過去を背負いつつ、開発の進む地方都市に暮らす青年を人気俳優ワン・バオチァンが演じる。上海映画祭で審査員特別賞、監督賞など3つの賞を受賞。 

11/23 12:20 11/25 21:15
『独り者の山』
中国/2011/100分
監督:ユー・グァンイー
 

『サバイバル・ソング』のユー・グァンイーが三たび黒龍江省に生きる人々の生活をとらえたドキュメンタリー。主人公は雪で覆われた山に暮らす40代の男。独身を貫く男は、宿屋で働く女性に恋愛感情を抱いている。だが、その女性は男の好意に応えようとしない......。 

11/22 21:15 11/24 15:00
『ムサン日記〜白い犬』
韓国/2010/127分
配給:スターサンズ
監督:パク・ジョンボム 


ロッテルダム、プサンなど数々の国際映画祭で賞に輝く注目の作品。北朝鮮から韓国にやって来た青年が直面する厳しい現実、その痛みと孤独を描く。イ・チャンドンの助監督をつとめ、本作が初の長編監督作となるパク・ジョンボムが自ら脱北者の主人公を演じている。 

11/22 18:10
『豊山犬』
韓国/2011/121分
監督:チョン・ジェホン 


キム・ギドクの助監督をつとめたチョン・ジェホンの監督第2作。主人公は南北朝鮮の国境を行き来し、密輸品などを運ぶ謎の男。男は韓国に住む元北朝鮮高官の愛人を脱北させる密命を受ける......。『執行者』のユン・ゲサンがこれまでのイメージを覆す主人公を熱演。 

11/22 14:50 11/24 21:15
『カウントダウン』
韓国/2011/119分 
監督:ホ・ジョンホ 


肝臓がんを宣告された債権取立屋と美貌の女詐欺師が繰り広げる駆け引きをテンポ良く描いたアクション・コメディ。韓国映画界きっての演技派、チョン・ジェヨンとチョン・ドヨンの共演が話題を呼んでいる。監督はこの作品がデビュー作となる注目の新鋭ホ・ジョンホ。


11/20 18:20
© 2011 東京プレイボーイクラブ
『東京プレイボーイクラブ』
日本/2011/96分
配給:スタイルジャム
監督:奥田庸介 


『青春墓場〜明日と一緒に歩くのだ〜』が高い評価を受けた奥田庸介の商業映画デビュー作。東京郊外の錆びれたラウンジに流れてきた男が巻き込まれるトラブルの顛末をコミカルかつバイオレントに描く。大森南朋、光石研、臼田あさ美の演技のアンサンブルが素晴しい。 

11/25 18:40
『無人地帯』
日本、フランス/2011/100分(予定)
監督:藤原敏史 


『映画は生きものの記録である〜土本典昭の仕事』を監督した藤原敏史が原発事故後の福島で撮影を行ったドキュメンタリー。住民が避難し無人地帯となった田園の、それでも美しい春の風景と、周辺地域に住み続ける人々、そしてまもなく避難させられ無人地帯となる飯館村の人々との出会いから福島の現状が浮彫りになる。 

11/25 15:30


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