第13回東京フィルメックス【特集上映 日本イスラエル60周年『イスラエル映画傑作選』、Focus on Japan、サミュエル・フラー生誕百年記念上映】

第13回東京フィルメックス
2012年11月23日(金) ~ 12月2日(日)@有楽町朝日ホール、TOHOシネマズ 日劇、東劇
公式サイト http://filmex.net/2012/
上映スケジュール
上映プログラム
【特集上映 日本イスラエル60周年『イスラエル映画傑作選』】

『エルドラド』
イスラエル/1963/88分
監督:メナヘム・ゴーラン
 

後にハリウッドの大プロデューサーとなるゴーランの監督デビュー作。真っ当な生活を送ろうと努力するものの、過去のしがらみに巻き込まれてゆく男をテルアビブのヤッファ地区を舞台に描いた暗黒街ものの傑作。

11/27(火) 10:20
『サラー・シャバティ氏』
イスラエル/1964/110分
監督:エフライム・キション
 

草創期のイスラエル映画を代表するキションの監督デビュー作。家族とともにイスラエルに移住し、広い家に住むために様々な手段で金を稼ごうとする主人公を描いた風刺コメディ。米アカデミー外国語映画賞にノミネートされた。

11/28(水) 10:50
『子どもとの3日間』
イスラエル/1967/90分
監督:ウリ・ゾハル
 

アブラハム・B・イェホシュアの短編小説の映画化。元ガールフレンドの子供を三日間預かることになった男の複雑な心理状況を描く。カンヌ映画祭コンペティションに選ばれ、オデッド・コットレルがカンヌ男優賞を受賞した。

11/29(木) 10:20
『アバンチ・ポポロ』
イスラエル/1986/84分
監督:ラフィ・ブカイー


夭折の映画作家ブカイーの監督デビュー作。第三次中東戦争の末期、スエズ運河を目指してシナイ半島を敗走する二人のエジプト兵の視点を通して反戦のメッセージを打ち出した戦争映画の傑作。ロカルノ映画祭で受賞。 

11/25(日) 18:50
■Focus on Japan

『ぼっちゃん』
日本/2012/130分
監督:大森立嗣
製作:アパッチ


派遣社員の梶は人づきあいが下手でネットの掲示板に依存する毎日を送っている。そんな梶にも気を許せる友人ができ、心ひかれる女性にも出会うが...。『ケンタとジュンとカヨちゃんの国』の大森立嗣が実際に起こった事件をヒントに社会的弱者の若者たちに目を向けた力作。

12/1(土) 13:10
©2012 Dongyu Club / pictures dept. / Sono Sion
『BAD FILM』
日本/2012/161分
監督:園子温
配給:鈍牛倶楽部、ピクチャーズデプト


1995年に丸1年をかけてHi-8で撮影されたものの、未完成のままとなっていた幻の作品。舞台は香港が中国に返還された1997年、高円寺・中央線を中心に日本人自警団と外国人グループとの抗争が過激なバイオレンスと共に描かれた傑作。当時2000人のメンバーがいた東京ガガガによって、大エキストラを動員した新宿アルタ前の群衆シーンは必見。

11/24(土) 13:10
©NHK / Things Left Behind, LLC 2012
『ひろしま 石内都・遺されたものたち』
日本、アメリカ/2012/80分
監督:リンダ・ホーグランド
配給:NHKエンタープライズ


写真家・石内都は広島の原爆犠牲者の遺品を撮りつづけている。カナダのバンクーバーで開かれた写真展「ひろしま」のドキュメンタリーは、災難の重みを静かに伝えるとともに、北米市民になげかけた波紋を追う。監督は字幕翻訳家としても活躍するドキュメンタリー作家リンダ・ホーグランド。

11/25(日) 10:10
■サミュエル・フラー生誕百年記念上映

『東京暗黒街・竹の家』
アメリカ/1955/103分
監督:サミュエル・フラー
写真協力:公益財団法人川喜多記念映画文化財団


東京を舞台に米国人捜査官とギャングの壮絶な死闘を描いた傑作フィルム・ノワール。ラストの銃撃戦が行われる松屋浅草屋上のスカイクルーザーなど、失われてしまった東京の風景が見られるという点でも貴重。フラー生誕百年を機にデジタル・リマスター版で上映。 

11/29(木) 12:50 12/1(土) 21:30


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