大畑創『へんげ』インタヴュー

大畑：僕、俄然やってみたいと思いますね。やらせてもらえるなら。

大畑：カメラさえ用意出来れば出来るはずです。多分、撮り方が違うんだろうなとは思うんですけど。

大畑：じゃあ、やりましょうって言うと思います。

大畑：元々まるっきりビデオ世代ですし、ビデオで映画を撮ることが主流になったからこそこうして『へんげ』という映画も作れたっていうところもあるので、フィルムに拘りとかは全然ないんですけど、『大拳銃』はフィルムで作ったんです。で、編集するわけじゃないですか、フィルムで。

大畑：はい、その16mmって、一コマ一コマお金がかかってるわけで、それを切る時にもやっぱり躊躇するわけです。だから映画の一コマ一コマが大事なんだっていうことが『大拳銃』の時に一番痛感して、『大拳銃』以降フィルムで作れる機会は多分ないと思うんですけど、一度だけでもフィルムで出来て良かったなあっていうのはありますね。

大畑：撮るカットも違ってきちゃうかもしれないですね。

大畑：『果てなき路』

大畑：3分くらいしか撮れないという。

大畑：『へんげ』も5Dじゃないですけど7Dっていうキャノンのカメラで撮ったんです。

大畑：一眼レフで。だから『果てなき路』と同じような形で撮ったんですけど。

大畑：チップに入るのが10分くらいだったかな、多分。

大畑：そうです、外付けでHDなんかがあればもっと撮れるんですけど、それも用意出来なかったので、長いカットは10分以内っていう条件で。10分ものカットは撮ったことないですけど（笑）。

大畑：今回のカメラマンの四宮（秀俊）さんていう方が持ってらっしゃるんですけど、その方が色々撮った映画も前々から観ていて、ああいいなと思って、いい画作りだなって、一眼レフで撮るのって面白いなと思って。で、やってもらったんですけど。こういうファンタスティックなというかジャンル的な題材をHDの綺麗な画で撮ってみるっていうのも面白いんじゃないかなって。

大畑：音は同録で、僕、機材のことはちょっと分らないですけど、同録でとって、あと編集の時に音を作って入れて、変身する時の音とか。

大畑：そうですね。

大畑：あ、なんか不穏な音といいますか、ボーって何か鳴ってる地鳴り音みたいなものは入れたりしましたけど。

大畑：いえ、僕が。

大畑：自分でやりました。

大畑：4ヶ月くらいです。

大畑：もちろんバイトしながらですけど。仕上げはやっぱり自分一人しか動ける人間がいないので、ちょっと時間かけながら。

大畑：そうです、ファイナルカットで。

大畑：ブルーレイがほとんどですね。

大畑：プロジェクターの数値を変えるくらいしかやらないですけど。あと、音はなるべくでかく上映してもらえたらなあと思います。

大畑：あ、爆音、カナザワ映画祭で一回やっただけなんですけど、爆音映画祭とかでも是非やってもらえれば！