トーキョー ノーザンライツ フェスティバル 2011

北欧映画と音楽、アート、ライフスタイルに触れる、感じる一週間

『北欧映画祭1997』以来となる北欧映画の祭典『トーキョーノーザンライツフェスティバル』を渋谷の映画館「ユーロスペース」と「アップリンク」にて開催します。ジャパンプレミア作品と劇場未公開作品を含む北欧を代表する監督たちの珠玉の15作品+短編アニメ4作品を一挙上映します。
また、リアルな北欧を楽しく学べるセミナーや、旬のアイスランド音楽シーンを紹介するトークショー、北欧文化を体験・体感できる各種イベントを開催します。(リリースより転用)
2011.2.1 update
2011年2月12日(土)~20日(日)
会場:渋谷ユーロスペースアップリンク・ファクトリーほか
入場料金:(当日1回券)一般1,500円、会員1,200円
(当日3回券)3,900円 (当日5回券)6,500円
(プレミア上映当日券)1,800円
※チケットぴあ、劇場窓口にて12月17日より前売り開始
公式サイト:http://www.tnlf.jp
Twitter:@tnlfes
上映スケジュール

ユーロスペース
2月12日(土)
11:00
リリア 4-ever
(107分)

13:15
エヴァとステファンとすてきな家族
(106分)
16:00
5つの挑戦
(90分)

19:00
アンチクライスト
(104分)
ジャパンプレミア
21:15
レイキャヴィク・ホエール・ウォッチング・マサカー
(90分)
ジャパンプレミア
2月13日(日)
11:00
ピンチクリフ・グランプリ
(90分)
13:15
北欧アニメーションセレクション

15:30
奇跡の海
(158分)

19:00
100,000年後の安全
(75分)
ジャパンプレミア
21:15
イディオッツ
(117分) 






2月14日(月)
11:00
ウィルバーの事情
(108分)

13:15
エヴァとステファンとすてきな家族
(106分)
16:00
リリア 4-ever
(107分)
19:00
スクリーミング・マスターピース
(87分)

21:15
散歩する惑星
(98分)






2月15日(火)
11:00
革命の歌
(80分)


13:15
イディオッツ
(117分)


16:00
北欧アニメーションセレクション
18:15
奇跡の海
(158分)



21:15
5つの挑戦
(90分) 






2月16日(水)
11:00
しあわせな孤独
(113分)

13:15
スクリーミング・マスターピース
(87分)
16:00
5つの挑戦
(90分)

19:00
ウィルバーの事情
(108分)


21:15
ピンチクリフ・グランプリ
(90分)




2月17日(木)
11:00
散歩する惑星
(98分)


13:15
革命の歌
(80分)


16:00
イディオッツ
(117分)

19:00
しあわせな孤独
(113分)


21:15
ショー・ミー・ラヴ
(89分) 





2月18日(金)
11:00
スクリーミング・マスターピース
(87分)
13:15
ウィルバーの事情
(108分)

16:00
ショー・ミー・ラヴ
(89分)
19:00
リリア 4-ever
(107分)


21:15
エヴァとステファンとすてきな家族
(106分)





アップリンク・ファクトリー
2月19日(土)
19:15
(サプライズ上映)
『イディオッツ』 メイキングドキュメンタリー
The Humiliated

21:15
5つの挑戦
(90分)

2月20日(日)
19:15
レイキャヴィク・ホエール・ウォッチング・マサカー 
(90分)
ジャパンプレミア
★ 1ドリンク+ おつまみ(くじら)付
21:15
100,000年後の安全 
(75分)
ジャパンプレミア 
*20日のアップリンク・ファクトリーのプレミア上映はWEBでの予約制となります。
 ・ レイキャヴィク・ホエール・ウォッチング・マサカー >> お申し込み
 ・ 100,000年後の安全 >> お申し込み
※各回入替制です。全席自由席、上映時間10分前から整理番号順の入場となります。入場整理券は、当日分を一回目の上映の30分前より配布いたします。
 プレミア特別上映の3作品についてはチケットに印字された整理番号順のご入場となります。休日の上映は混雑が予想されますのでお早めにご来場ください。
 上映時間・スケジュールは予告なく変更することがあります。
上映プログラム

ジャパンプレミア

© Zentropa Entertainments 2009
『アンチクライスト』
原題:Antichrist
2009年/デンマーク、スウェーデン他/104分
監督:ラース・フォン・トリアー

2009年のカンヌを震撼させた問題作をジャパン・プレミア上映!
狂気が渦巻く危険領域にシャルロット・ゲンズブールを招き入れたトリアーの黙示録といえる作品。鬼気迫る映像美が全編を貫く。
『100,000年後の安全』
原題:INTO ETERNITY
2009年/デンマーク、フィンランド、スウェーデン、イタリア/75分
監督:マイケル・マドセン 

高レベル放射性廃棄物は管理しうるのか?
世界にさきがけ永久地層処分場の建設を決定したフィンランド。
監督自らがリリカルに人類に問う渾身のドキュメンタリー。
カメラは静謐の中に未知の深淵をも映し出す...。
『レイキャヴィク・ホエール・ウォッチング・マサカー』
原題:Reykjavik Whale Watching Massacre
2009年/アイスランド/90分
監督:ジュリアス・ケンプ

裕木奈江がイーストウッドとリンチの次に選んだのは"アイスランド初"のホラーだった!
捕鯨禁止で失業した一家が大虐殺を繰り広げる『ザ・コ○ヴ』へのアンチとも言うべき北欧版『悪魔のいけにえ』!
ラース・フォン・トリアー監督特集
"世界で最も重要な映画作家の一人"と呼ばれ、新作を発表する毎に世界中に論争を巻き起こすデンマーク出身の鬼才。自ら「私のこれまでのキャリアのなかで最も重要な作品」と断言する『アンチクライスト』のプレミア上映に合わせ、過去作品を厳選して上映。
トリアーが提唱しヨーロッパにおけるひとつの映画運動となった「ドグマ'95」、毎度物議をかもす独自の製作スタイルと実験性、色濃い宗教的モチーフなど、トリアー作品の原点を辿る。
『5つの挑戦』
原題:The Five Obstructions
2003年/デンマーク/90分
監督:ラース・フォン・トリアー

"大先輩"ヨルゲン・レス監督に自身の40年前の作品のリメイクを強要する異色ドキュメント。次々と奇妙な製作条件を課すうちにトリアーの堂に入ったサディストぶりが全開となっていく。
『イディオッツ』
原題:The Idiots
1998年/デンマーク/117分
監督:ラース・フォン・トリアー

トリアーという稀有な作家の思想的原点を知る上で最も欠かせない作品の一つ。知的障害者を装って社会を挑発するグループの生態を描き、過激な性表現が各国で称賛と批判を浴びた実験的野心作。
『奇跡の海』
原題:Breaking the Waves
1996年/デンマーク/158分
監督:ラース・フォン・トリアー

70年代初頭。スコットランドの厳格なプロテスタントの村を舞台に、愛と信仰に生きる女性の苛酷な運命を描いた至高のラブ・ストーリー。エミリー・ワトソンの奇跡的な名演はいつまでも色褪せることはない。
ルーカス・ムーディソン監督特集
"21世紀のスウェーデン映画を担う監督"とされながらいまだに日本では公開作品が少ないルーカス・ムーディソンにスポットを当てる。人間と社会を見事に描き出す鋭い洞察力と綿密な構成力、そして卓越した音楽センスが、ヨーロッパ中で高く評価されているのと同時に、作品の根底に流れる暖かさに惹きつけられるファンも多い。日本でもCS放映時に熱烈な支持を得た劇場公開作『リリア 4-ever』を含む初期三作品を一挙上映。
『リリア 4 -ever』
原題:Lilja 4-ever / 英題:Lilya 4-ever
2002年/スウェーデン/107分
監督:ルーカス・ムーディソン

親に棄てられた16 歳のリリア。ただ幸せを望みながら絶望に呑み込まれてゆく少女の姿を繊細に綴った社会派青春ドラマの傑作。主演オクサナ・アキンシナの輝きと史上最も切ないラストシーンが胸を打つ。
『エヴァとステファンとすてきな家族』
原題:Tillsammans
2000年/スウェーデン/106分
監督:ルーカス・ムーディソン

パパと喧嘩したママに連れてこられたのは、変な大人たちが一緒に暮らす叔父さんのコミューンだった。子供の目を通し、鮮やかな洞察力で家族や人との絆を謳う、70年代ポップスが満載のカラフルな人間賛歌。
『ショー・ミー・ラヴ』
原題:Fucking Amal / 英題:Show Me Love
1998年/スウェーデン/89分
監督:ルーカス・ムーディソン

公開当時『タイタニック』を上廻る大ヒットを記録した監督デビュー作。対照的な二人の女の子の思春期の悩みと恋のような友情を瑞々しく描き出す、キュートな青春ガールズムービー。
北欧の女性アニメーション監督特集

© Trollfilm AS
『アングリーマン~怒る男~』
原題:Sinna Mann / 英題:Angry Man
2009年/ノルウェー/20分
カットアウトアニメーション
監督:アニタ・キリ
© Joanna Rubin Dranger,
Lisbet Gabrielsson Film AB, A Man & Ink,
Bullitt Film 2010
『ミス・リマーカブルの就活』
原題:Froken Markvardig & Karriaren / 英題:Miss Remarkable and her Career
2010年/スウェーデン、デンマーク他/29分
2DCGアニメーション
監督:ヨアンナ・ルービン・ドランゲル
© Garagefilm International AB 2009
『リディンゴ島のこどもギャング』
原題:Lidingoligan / 英題:The Gang of Lidingo
2009年/スウェーデン/28分
3DCG アニメーション
監督:マヤ・リンドストレイム
© Mikrofilm As, National Film Board of Canada
『デンマークの詩人』
原題:Den danske dikteren / 英題:The Danish Poet
2005年/ノルウェー、カナダ/15分
手描きアニメーション
監督:トーリル・コーヴェ
北欧映画傑作選

『スクリーミング・マスターピース』
原題:SCREAMING MASTERPIECE
2005年/アイスランド/87分
監督:アリ・アレクサンダー、イルギス・マグヌッソン

ビョークやシガー・ロスをはじめ、地理的影響を受けながら独自のシーンを発信し続けるアイスランド音楽の魅力を豊富なライヴ映像とインタビューで紐解く傑作ドキュメント。
氷の国の熱いハートを体感せよ!
『革命の歌』
原題:Kenen joukoissa seisot / 英題:Revolution
2006年/フィンランド/80分
監督:ヨウコ・アールトネン

60年代に「歌」で社会を変革しようとした人々が当時を振り返り歌う、風変わりで風刺に充ちたミュージカル風のドキュメンタリー。あの頃燃やした"革命"の火は、まだ心の中に灯されているか?
『しあわせな孤独』
原題:Elsker dig for evigt / 英題:OPEN HEARTS
2002年/デンマーク/113分
監督:スサンネ・ビア

婚約者が事故で半身不随になってしまった女性と、加害者の夫。二人は、いつしか愛し合うように...。
女性監督らしい視線で鋭く綴る愛と孤独。恋に溺れる男性心理をも見事に描き切った珠玉のメロドラマ。
『ウィルバーの事情』
原題:Wilbur Wants to Kill Himself
2002年/デンマーク、イギリス/108分
監督:ロネ・シェルフィグ

自殺未遂を繰り返すウィルバーと彼を案じる兄。ある子連れの女性の出現により二人の生活は変わり始める...。
『17歳の肖像』のロネ・シェルフィグ監督が人生のアイロニーを繊細なタッチで描き出す。
© 1977 Caprino Filmcenter A/S. All Rights Reserved
『ピンチクリフ・グランプリ』
原題:Flaklypa Grand Prix
1975年/ノルウェー/90分
監督:イヴォ・カプリノ

これを知っていれば北欧の人と仲良くなれることウケアイ!?
ノルウェーが生んだ人形アニメの金字塔!細やかな動きと緻密な造形にワクワクし、クライマックスのカーレースには大昂奮間違いなし!
『散歩する惑星』
原題:SANGER FRAN ANDRA VANINGEN / 英題:SONGS FROM THE SECOND FLOOR
2000年/スウェーデン他/98分
監督:ロイ・アンダーソン

SF、不条理、ファンタジー。アナログな手法で紡がれるジャンル化不能の世界観と漂うユーモアに、北欧の社会事情と人々の気質が淡く滲む。北欧CF界の巨匠ロイ・アンダーソンの名を一躍世界に知らしめた奇作。
関連イベント

■ アイスランド音楽シーンの現在
(2月16日 会場:アップリンク・ファクトリー 詳細はこちら
アイスランド最大の音楽フェス「ICELAND AIRWAVES」のドキュメンタリー上映と小倉悠加氏によるアイスランド音楽シーンの最新情報の紹介。



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なお、ご投稿頂いたものを掲載するか否かの判断については、
OUTSIDE IN TOKYO 編集部の判断に一任頂きますので、ご了承ください。





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