<阪神・淡路大震災15年特別企画> 映画『その街のこども 劇場版』公開記念ライブ
阪神淡路大震災から15年の節目として作られた映画『その街のこども 劇場版』は、震災の余波、つまり、震災が人々の心に残した傷を描くという作品本来の使命だけではなく、実際に震災を体験した二人の優れた俳優(森山未來と佐藤江梨子)のユーモアとリアリティに満ちたリズミカルな掛け合いと、神戸の夜を捉えたロードムーヴィー的なロケーション撮影、そして、サウンドトラックを手掛けた大友良英のバンドアンサンブルが素晴らしい、必見の映画である。この映画の公開を記念して、大友良英サウンドトラックスと、『ケンタとジュンとカヨちゃんの国』のエンディングで強い印象を残し、本作の主題歌を手掛けた阿部芙蓉美もゲスト出演するライブイベントが行われる。
『その街のこども 劇場版』公開記念前夜祭
2011年1月7日(金) OPEN 18:00/START 19:00
会場:
新宿LOFT 出演:
大友良英 サウンドトラックス 大友良英(ギター)、近藤達郎(ハーモニカ、キーボード)、江藤直子(ピアノ)、松本 治(トロンボーン)、
西村雄介(ベース)ほか
スペシャル・ゲスト:阿部芙蓉美(ボーカル)
なお、日本映画のサウンドトラックの現在を革新し続けている大友良英のプロジェクト「アンサンブルズ2010ー共振」展が、水戸芸術館現代美術ギャラリーで1/16(日)まで開催されている。 大友良英自身が「半日ゆっくり時間をかけて体験してほしい」と語る入魂の展示にも是非足を運びたい。
大友良英 | | 1959年、神奈川県生まれ。ギタリスト、ターンテーブル奏者、作曲家。ノイズ・ミュージック、即興演奏、フリー・ジャズなどの分野で活躍しながら、カヒミ・カリィらの作品にはプロデューサーとして参加。映画音楽では『ウルトラミラクルラブストーリー』(09)、『ケンタとジュンとカヨちゃんの国』(10)といった話題作を数多く手掛けている。また、知的障害を持ったこどもたちと関西在住の音楽家たちを中心に神戸で結成された「音遊びの会」に参加するなど、その活動は多岐に渡る。2010年6月、本作と震災特集「未来は今」、『ケンタとジュンとカヨちゃんの国』の楽曲を含む「大友良英サウンドトラックスvol.0」をリリース。11月には、国内外のミュージシャン、アーティストと共に、音と映像、そして空間表現の可能性を広げた「大友良英/ENSEMBLES」展(山口情報芸術センター)の続編となる「アンサンブルズ2010-共振」(水戸芸術館)を開催中。 |
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阿部芙蓉美 | 1983年、北海道生まれ。シンガーソングライター。2004年よりストリートライブを続け、2007年にフォーライフミュージックエンタテイメントより1stシングル「群青」でメジャーデビュー。2008年にリリースした「開け放つ窓/なみだは乾かない」は、ピアノバージョンがハウスメイトのCMソングに起用され問い合わせが殺到。クリエイターを中心に各方面より注目を集める。近年では映画『ケンタとジュンとカヨちゃんの国』(10)のエンディングテーマ曲で岡林信康の「私たちの望むものは」をカバーし鮮烈な印象を残したほか、2010年8月にリリースした新作「空に舞う」のプロモーションビデオではウクライナ人サンドアーティストとのコラボレーションが実現し、話題となっている。 |
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映画『その街のこども 劇場版』
2011年1月15日(土)より東京都写真美術館ホール、池袋シネマ・ロサほか全国ロードショー!
実際に震災を体験したふたりの演技が心を揺さぶる感動作
阪神・淡路大震災からちょうど15年目にあたる2010年1月17日、NHKで放送されたドラマ「その街のこども」は、実際に震災を体験している森山未來と佐藤江梨子の切なくリアルな演技に加え、心の傷を抱えたまま生きる若者たちを優しい眼差しで描いた渡辺あや(『ジョゼと虎と魚たち』)の脚本が大きな話題を呼び、放送後には視聴者から感動と絶賛の声が多数寄せられた。本作は第36回放送文化基金賞を受賞。さらに反響は拡がり続け、遂に『その街のこども 劇場版』として、NHK制作ドラマとしては前代未聞の全国公開が決定。放送時にカットせざるを得なかった映像を加え、再編集バージョンでの上映が実現した。
監督:井上剛 「ハゲタカ」
プロデューサー:京田光広
脚本:渡辺あや
音楽:大友良英
テーマ曲:阿部芙蓉美
出演:森山未來、佐藤江梨子、津田寛治
2010/日本/カラー/HD/ビスタサイズ/83分/ステレオ
上映企画:NHKプラネット近畿
後援:ヴィッセル神戸、大林組、オリックス・バファローズ、神戸新聞
配給:トランスフォーマー
公式サイト:
http://sonomachi.com
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