2011.3.18 update |
料金: | 当日一律¥1,200※シルバー、学生、夫婦50割などの適用はありません/UPLINK会員¥1000 |
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上映プログラム |
『エルミタージュ幻想』 2002年/露独日(NHK)共同製作/96分 監督:アレクサンドル・ソクーロフ 演奏:マリーンスキー歌劇場管弦楽団(指揮:ワレリー・ゲルギエフ) 特別出演:ワレリー・ゲルギエフ ナレーション:アレクサンドル・ソクーロフ 2002年トロント国際映画祭最優秀造形賞他受賞多数 美術品が陳列されたままのエルミタージュ美術館(世界最大所蔵品数300万点以上)を使い、ロシア近現代史を史上初の90分ワンカットで描いた贅沢な作品。ゲルギエフ指揮による演奏も見もの。世界各国で大ヒット! |
© Mosfilm | 『蒼ざめた馬』 2004年/106分 脚本・監督:カーレン・シャフナザーロフ 原作:『蒼ざめた馬』(ロープシン著・川崎敬浹訳 岩波書店刊) ロマノフ王朝末期、社会革命党戦闘団の指導者として、要人暗殺に関わった貴族出身のロープシンが、自己目的化した暴力の虚しさを描き、今でも根強いファンを獲得している自伝的小説を原作に、現代ロシアの実力派監督が、革命家の心の闇と愛を、爛熟した帝政末期の街を背景に映画化。 |
© Lenfilm | 『牡牛座 レーニンの肖像』 2001年/94分 2001年ニカ賞最優秀監督賞・作品賞・主演男優賞・女優賞・撮影賞・脚本賞賞他多数受賞 監督:アレクサンドル・ソクーロフ 最初の脳梗塞の発作による療養中のレーニンと、妻と妹、スターリンなど周辺の人々を描いた。共産党政権下で育ったソクーロフ監督の描くレーニンとは・・。ロシアのアカデミー賞に相当するニカ賞の各部門を総ナメにした。ソ連崩壊がなければこのような映画はできなかったであろう。 |
『アエリータ』(サイレント) 1924年/モノクロ(無声映画)/90分 原作:アレクセイ・トルストイ 監督:ヤーコフ・プロタザーノフ ソビエト映画史上初のSF映画。構成主義的美術愛好家によるアバンギャルドの光芒を伝え、デザインの斬新さがSF映画史上に燦然と輝く先駆的な作品。 |
『火を噴く惑星』 1962年/82分 監督:P・クルシャンツェフ 金星に降りた5人の宇宙飛行士と、敬語でお願いしないと動かないロボット"ジョン"は、巨大植物に食べられそうになる。跳襲するゴジラ群団、徘徊する大翼長竜、時折聞こえる美声の正体は?地球に帰還できるのか?この手作りSFも米ソ宇宙開発競争の反映か?! |
『妖婆 死棺の呪い』 1967年/78分 原作:ニコライ・ゴーゴリ 総監督:アレクサンドル・プトゥシコ 文豪ゴーゴリの妖怪小説「ヴィー」を特撮の魔術師が映画化。神学生ホマーの恐怖と戦慄の三日三晩。棺が翔びまわり、死体美女や妖怪に襲われる。カルト的人気を誇る伝説的怪作。ソビエト時代に児童映画が多く作られた背景には検閲が。 |
『フルスタリョフ、車を!』 1998年/露仏共同製作/142分 監督:アレクセイ・ゲルマン 1953年モスクワ。スターリン統治下末期に発覚した<ユダヤ人医師団陰謀事件>が題材。事件は政府要人暗殺を企てたとされたソビエト史の闇のひとつ。秘密警察長官ベリヤなどが実名で登場。ソビエト政権崩壊を挟み完成に16年間かけた傑作! |
© North Foundation | 『日陽(ひび)はしづかに発酵し・・・』 1988年/138分 監督:アレクサンドル・ソクーロフ 原作:「世界終末十億年前」(ストルガツキー兄弟著 邦訳:群像社) 中央アジアの荒涼としたウラン採掘坑跡を舞台に、ロシアとアジアの青年の交流を軸に、スターリンの強制移住に起因する民族問題、イスラム教とキリスト教古儀式派との関係、核開発による自然破壊等、ソビエト政権末期でなければ描けなかった複雑な現代史を底流に構築した壮大なドラマ! |
『動くな、死ね、甦れ!』 1989年/モノクロ/105分 監督:ヴィターリー・カネフスキー 1990年カンヌ国際映画祭カメラ・ドール賞/フランドル映画祭グランプリ 第二次世界大戦直後のロシアの小さな炭鉱町で生きる12歳の少女と少年。監督の自伝的映画。カネフスキーは無実の罪で8年間服役。53歳で第一回監督作品をつくり、第二回監督作にあたる本作品で世界に衝撃を与えた。 |
『不思議惑星キン・ザ・ザ』 1986年/135分 1987年リオデジャネイロ国際映画祭グラフィック・コンセプション特別賞 監督:ゲオルギー・ダネリヤ 音楽:ギア・カンチェリ 世界カルト映画史上に燦然と輝く超脱力SF傑作。キン・ザ・ザ星雲にあるプリュク星にワープしたマシコフとゲデバンは、星の超貴重品であるマッチを利用して地球に帰ろうと画策。監督はグルジア人。ソビエト社会での階級、少数民族問題などが暗喩のように描かれているとも読み取れる。 |
『ひとりで生きる』 1991年/露仏共同製作/91分 監督:ヴィターリー・カネフスキー 1991年カンヌ国際映画祭審査員特別賞 「動くな、死ね、甦れ!」の続編的内容。大人へと成長してゆく少年・少女たちの感情がスクリーンに見事に開花。カネフスキー監督はこの後「僕ら20世紀の子供たち」と1本のドキュメンタリーを発表し、忽然と姿を消した! |
© Lenfilm Studio | 『孤独な声』 1978年=1987年/86分 監督:アレクサンドル・ソクーロフ ソクーロフの映画大学卒業制作で第一回監督作。ニキータとリューバの愛の物語。タルコフスキーの擁護にもかかわらず、当局は上映禁止処分に。理由は明らかにされてないが、ひたすらコンクリートをこねる労働者の姿、つましい市民生活の描写などが当局のカンに障ったのだろうか? |
『痛ましき無関心』 1983年/96分 原作:ジョージ・バーナード・ショー「傷心の家」 監督:アレクサンドル・ソクーロフ 舞台は第一次世界大戦中のイギリス。ドイツの爆撃機が飛来する厳しい社会情勢とは無関係に、ショットヴァー船長と娘夫婦とその友人たちは、恋愛ゲームに興じていた・・・。本作もソビエト時代は上映禁止だった。 |
『ボヴァリー夫人』 1989年=2009年/128分 原作:「ボヴァリー夫人」(フローベール) 監督:アレクサンドル・ソクーロフ 第8回モントリオール世界映画祭グランプリ・国際批評家連盟賞受賞他受賞 医師の妻エマが夫に飽き足らず、背徳の恋を重ねた末に破綻する。世界文学史上に燦然と輝く原作の忠実な映画化。完成後20年間封印。 |
『こねこ』 1996年/84分 脚本:イワン・ポポフ、アレクサンドル・マリヤモフ 監督:イワン・ポポフ 撮影:ウラジーミル・ファステンコ 体制変換による混乱が一定程度落ち着いた新生ロシアの作品。猫と家族の心温まる物語。映画にも出演しているアンドレイ・クズネツォフが、不可能とされている猫の調教に成功。その猫たちが大活躍! |
© North Foundation | 『精神(こころ)の声 第五話』 1995年/露日(パンドラ)共同製作/91分 ロカルノ映画祭ソニー賞他 監督:アレクサンドル・ソクーロフ 1994年6月から1995年1月に掛けて、アフガニスタンとの国境紛争の続くタジキスタンの前線での、ロシア軍兵士の日常生活を追った、5時間23分の超長編作品の最終章。激しい戦闘シーンはないが登場する兵士が全員生還しなかった事実を知る時、厳しい実相に思いが至る。 |
『マザー、サン』 1997年/独露共同製作/73分 監督:アレクサンドル・ソクーロフ 音楽:グリンカ、ベルディ他 1997年モスクワ国際映画祭ロシア映画批評家協会賞他多数受賞 人里離れた海辺の森に暮らす、老いた母と見守る息子との濃密な物語。ゆたかだった生が向かうのは、静謐な祈りと死の世界。殺戮に満ちた20世紀を癒すように時間は流れる・・。 |
『ファザー、サン』 2003年/独露仏伊蘭共同製作/84分 2003年カンヌ国際映画祭国際批評家連盟賞受賞 監督 : アレクサンドル・ソクーロフ 歴史ある静かな街の一画に暮らす退役軍人の父と、軍人養成学校に通う息子。父親は職を求め、息子は悪夢に苛まれていた。新体制になっても各地で戦争を続けるロシア。一幅の絵画のような画面には死の影が漂う・・。 |
『変身』 2002年/90分 2002ガッチーナ国際映画祭最優秀主演男優賞&最優秀脚色賞 監督:ワレーリイ・フォーキン 原作:フランツ・カフカ カフカの代表作をロシア屈指の演出家が、諧謔にみちたエッセンスも丸ごと取り込み、原作に忠実に映画化。グレゴール役のエヴゲーニイ・ミローノフが、グロテスクに這い回る様には圧倒される。引きこもりの先取りとの解釈も。 |
『ロストロポーヴィチ 人生の祭典』 2006年/101分 監督:アレクサンドル・ソクーロフ 出演:ロストロポーヴィチ ガリーナ・ビジネフスカヤ ソ連時代にソルジェニーツィンを擁護したことで、当局から睨まれ亡命した反体制派知識人として知られるチェリスト、ロストロポーヴィチの生活と音楽。ガリーナ・ビジネフスカヤはロストロポーヴィチ夫人。 |
© Proline-film Mikhail Lemkhin | 『チェチェンへ アレクサンドラの旅』 2007年/露仏共同製作/92分 監督:アレクサンドル・ソクーロフ 出演:ガリーナ・ビジネフスカヤ 2007アメリカ映画協会time for peace 賞・最優秀欧州映画賞他受賞多数 チェチェンのロシア軍基地に、赴任中の孫に会いに行くアレクサンドラが見たものとは・・。全編実際のロシア軍基地で撮影。アレクサンドラ役のビシネフスカヤは、チェリスト、ロストロポーヴィチ夫人で、撮影当時80歳の世界的オペラ歌手。 『チェチェンへ アレクサンドラの旅』レビュー 2008.12.17 update |
『アンナ・パブロワ』 1985年/カラー・モノクロ/44分 監督:B・ロシチン 出演:アンナ・パブロワ 「瀕死の白鳥」でソ連が世界に誇るバレリーナ、アンナ・パブロワの舞踏美! |
『コミュニストはSEXがお上手?』 2006年/ドイツ/52分 監督:アンドレ・マイヤー ベルリンの壁崩壊以前、ソ連が宗主国だった東ドイツでは驚くべき性教育が行われていた!その背景にはあったものとは? |
『UFO少年アブドラジャン』 1992年/ウズベキスタン/88分 監督:ズリフィカール・ムサコフ ウズキスタンの農民バザルバイが、<惑星αβツェントリオン>から来たと言う金髪少年と野原で遭遇。彼をアブドラジャンと名づけ、息子として連れ帰ると、奇妙な現象が次々に起こる。長閑な風景に繰り広げられる騒動。<ET>に憧れたという監督による手作りSFが新鮮! |
『ピリペンコさんの手づくり潜水艦』 2006年/ドイツ/90分 監督:ヤン・ヒンリック・ドレーフス/レネー・ハルダー 2007年エジンバラ国際映画祭最優秀ドキュメンタリー映画賞他多数受賞 ソ連時代の穀倉庫ウクライナで、農業を続けながら、自作の潜水艦で黒海に潜る夢を追い続けるピリペンコさん。勇気と元気が詰まった究極のライフワークドキュメンタリー! 『ピリペンコさんの手づくり潜水艦』レビュー 2009.11.2 update |
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