2010.12.24 update |
マチュー・アマルリック |
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上映プログラム マチュー・アマルリック監督作品 |
『笑うことができない』 カナダ/1990年/19分/16ミリ/カラー/無字幕 出演:ピエール・ヴィアル、ローラン・ジセルマン、ジュリエン・ヴェルディエ、ルネ・ブロック、ジョジアーヌ・レヴェック 年老いた道化師が自分の幼年時代に過ごした場所に戻る。 あるいは、年老いた男が、数年前に別れた妻の葬式のために、かつて暮らしていた場所に戻る。 |
『天井を見上げて』 フランス/1993年/25分/16ミリ/カラー/無字幕 出演:マチュー・アマルリック、ナタリー・ブトフ、ナタリー・クレール、ジョアナ・ドゥ・メデロス、アラン・ギロディ 恋愛の破局を乗り越えていく青年の目覚しい回復。 |
『スープをお飲み』 フランス/1997年/75分/35ミリ/カラー/無字幕・日本語同時通訳付 出演:ラズロ・サボ、アドリアーナ・アスティ、ジャン=イヴ・デュボワ 海外で働く若い男が旅の途中で寄ったパリ、で本に埋もれて暮らす文学批評家である母を訪ねる。「僕は悲劇を出発点としたコメディーをどうしたら作れるか、と考えていた。自殺した兄、シングルマザーの姉、手に後遺症が残っている父親、小さい子どものように振舞う弟、男性の代わりに本を横に眠る母親......。(...)僕は滑稽なシチュエーションに魅力を感る。それが僕の人生観だ」(マチュー・アマルリック)。 |
『ウィンブルドン・スタジアム』 フランス/2001年/70分/35ミリ/カラー/英語字幕 出演:ジャンヌ・バリバール、エステール・ゴランタン、アナ・プリュナル 生前に何も出版することのなかった作家について調べている若い女性。彼女はトリエステからロンドンへと調査旅行をし、作家の知人や友人と知り合うことになる。 「これは、フィルムと光、そしてジャンヌ(・バリバール)だけでできている映画です」(マチュー・アマルリック)。 |
『公共問題』 フランス/2003年/87分/35ミリ/カラー/無字幕 解説配布 出演:ジャン=カンタン・シャトラン、アンヌ・アルヴァロ、ミシェル・ラロック ある映画監督がアルテ(文化番組専門テレビ局)から「男性・女性」がテーマのシリーズ番組の依頼を受ける。彼は自分の家から離れた、政治の世界でのプロットを書き進める。そして、撮影の3週間前、妻から他の男との恋愛を告げられてしまう。作中ストーリーと同様に、アルテからの注文作品で、自らの私生活を題材にした自伝的作品。「ルビッチやミロス・フォアマンなど、東欧系の監督の映画にとても影響を受けている。誰かに向けられているとはっきりと分かるように容赦なく描くのではなく、間接的な形で語る方が好きだ」(マチュー・アマルリック)。 |
『鳥がいない二つの籠』 フランス/2007年/8分/35ミリ/カラー/無字幕 出演:アントワーヌ・グリ、イナ・ミハラッシュ 両親の家に兄と妹が訪ねてきている。 |
『サンタクロースとピザ』 フランス/2007年/5分/35ミリ/カラー/無字幕 出演:フロランス・ジャナス、ジャンヌ・ビショフ あるジャーナリストがある社会学者についての肖像を描く。あるいはその逆かもしれないが。 |
『B.D.作家 ジョアン・スファール』 フランス/2010年/43分/35ミリ/カラー/無字幕・作品解説配布 出演:ジョアン・スファール フランス人漫画家ジョアン・スファールが絵を描いている。どこでも、いつも絵を描いている。彼は自分を取り巻く世界を観察しながら、美学校のモデルたちから市場の色鮮やかな魚まで描く。現実の人物もフィクションの登場人物からも着想を得て、独特で誌的で、時に可笑しく、驚くほど的を得た物語の中でそうした人物たちを描いていく。マチュー・アマルリックは、このドキュメンタリーによって、この並外れた才能を持つ漫画家の創造過程、その想像的世界へ導いてくれる。 |
『オン・ツアー』(仮) フランス/2010年/111分/35ミリ/カラー/日本語字幕付 出演:マチュー・アマルリック、ミミ・ル・メオー、エヴィ・ラヴェル、ダーティー・マーティニ、ロッキー・ルレット テレビ業界で名うての名プロデューサーとして知られていたジョアキムはトラブルを起し、子供も友人も、恋人も捨て、アメリカに渡る。数年後、アメリカのストリップ嬢たちのグループを連れて帰国したジョアキムは、「ニューバーレスク」という新しいタイプのストリップ・ショーでフランス中を魅惑すべく、最終目的地パリを目指して港町のミュージック・ホールを転々と巡業して行く。だが、いまや業界で干されてジョアキムはパリの小屋をブッキングすることができず、彼らの旅はしだいに目的を失っていく。舞台の上では大胆に、いきいきと輝きながらも、現実では脆さや繊細さを持つ女性たちを監督=俳優マチュー・アマルリックが愛情を持って描いている。今年のカンヌ国際映画祭で監督賞受賞。 *来春 日本公開予定 |
『舞台は夢 イリュージョン・コミック』 フランス/2010年/80分/DVD上映/カラー/無字幕・作品解説配布 出演:マチュー・アマルリック、ミミ・ル・メオー、エヴィ・ラヴェル、ダーティー・マーティニ、ロッキー・ルレット コメディー・フランセーズの依頼で、四人の監督がそれぞれ、古典的戯曲を脚色して映画を撮った企画のひとつ。マチュー・アマルリックは、コルネイユの『舞台は夢 イリュージョン・コミック』を現代に置き換えて映画化している。12日間で撮影された。 |
『フレンチ・カンカン』 フランス/1955年/102分/35ミリ/カラー/日本語字幕 監督:ジャン・ルノワール 出演:ジャン・ギャバン、マリア・フェリックス、フランソワーズ・アルヌール、ジャン=ロジェ・コシモン ベル・エポックのパリ、モンマルトルを舞台にムーラン・ルージュの創始者、興行師ダンクラールの数々の恋愛模様と共に、フレンチ・カンカンの誕生を描いたルノワールの名作ミュージカル。エデット・ピアフを始めとするシャンソン歌手や豪華俳優陣が競演している。 |
『新学期』 フランス/1956年/24分/35ミリ/カラー/無字幕 監督:ジャック・ロジエ 出演:レネ・バグリオ、マリウス・スミアン、コレンス地方の子供たち ヴァール県のある村で、ひとりの子どもが野外学校で新学期を始める。アデュー・フィリピーヌ』や『オルエットの方へ』がようやく日本で公開した伝説のジャック・ロジエの初監督短編作品。 |
『レニー・ブルース』 アメリカ/1974年/101分/35ミリ/モノクロ/オリジナル英語版・フランス字幕付 監督:ボブ・フォッシー 出演:ダスティン・ホフマン、 ヴァレリー・ペリン、ジャン・マイナー、スタンリー・ベック 米国ショービズ界の異端児レニー・ブルースの一代記。レニー・ブルースはストリップ嬢のハニーと出会い、恋に落ちる。ふたりはコンビを組み、政治や社会を痛烈に扱き下ろす攻撃的なトークで人気を集めるようになる。しかし妻との離婚を契機に麻薬に溺れるようになり、やがてその名声を失っていく。舞台の照明を逆光として活かしたブルース・サーティースのモノクロ撮影が見事。ダスティン・ホフマンのスタンダップ・コメディアンの熱演ぶり、そしてカンヌ映画祭女優賞を受賞した妻役のヴァレリー・ペリンの入魂の演技も見もの。 |
『センチメンタル・アドベンチャー』 アメリカ/1982年/122分/35ミリ/カラー/オリジナル英語版・仏語字幕のみ 監督:クリント・イーストウッド 出演:クリント・イーストウッド、カイル・イーストウッド、ジョン・マッキンタイヤ 歌と酒をこよなく愛すカントリー・シンガーのレッド。一匹狼の彼がナッシュビルのカントリー・ミュージックの殿堂"グランド・オールド・オープリー"のオーディションに誘われる。おんぼろトラックに古ギターを積み、カリフォルニアから旅立ったレッドは、オクラホマから同行する事になった甥のホイットと共にナッシュビルを目指す。大恐慌時代を背景に、最後に一花咲かせようとするもう若くはないひとりの男とその姿から世の中を学んだ少年が大人になっていく様を描いたロード・ムービーの傑作。 |
『フィフィ・マルタンガル』(予定) フランス/2001年/127分/35ミリ/カラー/英語字幕のみ 監督:ジャック・ロジエ 出演:ジャン・ルフェーブル、リリ・ヴォンデルフェルド、マイク・マーシャル パリで大成功を収めている演出家が突然、ある策謀の犠牲になってしまう。演出家は復讐のために、芝居を書き直すことにするのだが......。ヌーヴェル・ヴァーグの監督たちもが羨むほど美しい作品を撮ったジャック・ロジエが『メーヌ・オセアン』から15年ぶりにメガフォンを撮った作品。今回上映するのは、監督自ら再編集した新しいヴァージョン。 |
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