ローラン・カンテ特集



2008年カンヌでパルム・ドールを獲得した『パリ20区、僕たちのクラス』が、まずはフランス映画祭で、6月には岩波ホールで公開される。この公開を記念し、フランスの重要な若手監督のひとりと評されるローラン・カンテ監督の過去の3作品が東京日仏学院で上映される。併せて、ローラン・カンテ監督とスペシャル・ゲストとの対談が予定されている。
2010.3.16 update
2010年3月19日(金)、3月20日(土)
場所:東京日仏学院エスパス・イマージュ
料金:一般1,000円 会員500円
※『パリ20区、僕たちのクラス』のみ入場無料/上映当日10時30分より整理券配布
お問い合わせ:東京日仏学院 (03)5206-2500

協力:セルロイド・ドリーム、キュルチュールフランス、東京テアトル、ユニフランス


上映スケジュール
3月19日(金)
13:30
人的資源(100分)
16:00
タイム・アウト(128分)
18:00
ノスタルジア(126分)

19:00
南に向かう女たち(105分)
3月20日(土)
11:30
タイム・アウト(128分)
14:30
人的資源(100分)
17:00
パリ20区、僕たちのクラス(128分)
上映後、ローラン・カンテ監督のティーチ・インを予定
 

上映プログラム

『人的資源』
1999年/100分/35ミリ/カラー/英語字幕付
出演:ジャリル・レペール、ジャン=クロード・ヴァロ

若きエリートのフランクは、彼の父が30年来、工員として働く工場でインターンとして働くために、両親の元へ戻ってきた。人事部に配属された彼は、勤務時間削減の交渉に手間取っている会社の保守的なやり方をひっくり返せると信じていた。自分の仕事が父を含む12人の解雇に向けた再編成の隠れ蓑として使われていることを知るまでは...
『タイム・アウト』
2001年/128分/35ミリ/カラー/英語字幕付
出演:アウレリアン・ルボワン、カリン・ヴィアール

コンサルタントのヴァンサンは解雇された事実を周囲に隠し、ジュネーヴで新しい仕事を見つけたと嘘をつく。彼は昼も夜も、路上やパーキングで過ごしながら、仕事や生活についての嘘に信憑性を与えるべく苦心している。家族や友人に嘘をつくこと、今やそれが彼の仕事となってしまったのだった。
『南に向かう女たち』
2005年/105分/35ミリ/カラー/英語字幕付
出演:シャーロット・ランプリング、カレン・ヨング

80年代初頭のハイチ。数ドルのお金と食事を引き換えに魅力と優しさを女に与える若い男たち。18歳にもならない美しい少年レグバの優しさとセックスに溺れた2人の中年アメリカ女性は、毎年彼を訪ねてハイチまでやってくる。やがてその情事がそれぞれの人生を狂わせることに...。
『パリ20区、僕たちのクラス』
2008年/128分/カラー/35ミリ/日本語字幕付
出演:フランソワ・ベゴドー、アガム・マレンボ=エメヌ、アンジェリカ・サンシオ

新学期に向けて準備中のフランソワは、問題の多い中学のフランス語の教師だ。手ごわい生徒たちにより良い教育を与えたいと願っている。尊敬や勤勉といったものにこだわっているフランソワは、率直に生徒たちに向き合うことにしている。しばしば文化や考えが対立する現代フランスの教室は、楽しく刺激的な一方で、生徒たちの不可解な行動は、教師たちの情熱を失わせることにもなりかねない。ひとたび生徒が彼のやり方に挑戦しはじめたとき、彼のクラスの倫理は試されることになる...

上映後、ローラン・カンテ監督のティーチ・インを予定


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