(上原輝樹) |
2012.4.24 update |
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上映プログラム |
『AND AND』 | 『一秒の一コマ』 | 『授業 --境界日常のために--』 |
<A>ジャパン・アニメーション・パノラマ 12作品81分 ベルリン国際映画祭短編部門銀熊賞「グレートラビット」を日本初上映。巨匠と若手の競演は世界中が注目する日本のアート・アニメーション最前線だ。急逝した相原信洋の『SKY』はアニメーションの動きのセオリーを超えた前人未到の傑作。
| <B>エクスペリメンタル・ガール 5作品73分
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<C>コアのシンパシー 7作品74分 ロッテルダム国際映画祭で話題を呼んだ『EMBLEM』は、作者にとって所縁ある絶滅保護種の観察映像を再撮影/特殊現像により象徴化することで、記憶のコアの共有を試みる。物語という枠に収まらないからこそ、心の奥で共感できる7つの映像詩。
| <D>フィルム・フェティッシュ 4作品84分 国内では既にフィルムが生産中止された8ミリだが、温もりのある質感、ヴィヴィッドな色味など、その魅力は今も褪せない。フィルム・マテリアルの可能性を追い求める3作と、8ミリにかかわる異色ドキュメンタリー『FU 嶽三十六景』。
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<E>共同体の現在 5作品70分 映画と現代美術の最前線で活躍を続ける大木裕之の新作、戦後家族ドラマ『よもすがら』、実験的ホームムービー『5月/May』、夫婦の日常をシャッフルする『わたしたち...』、スカイツリー見物人と蓑虫の対話で今日的な希望を描く『歓声』。
| <F>境界線上の映画 2作品108分 「夢は叶う!だから僕は願います!僕は、妖怪になる!!!」と叫ぶ奇天烈な36歳、加藤くんに魅せられた萌え声OL が密着取材を敢行『加藤くんからのメッセージ』。日常とパフォーマンスの境界で舞う万城目純の新作。
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<G>3.11 を経て 映像作家のまなざし 6作品85分 『記憶のマチエール4』では、91歳の現役画家・野見山暁治の語りが被災地の映像に重なる。ベルリン国際映画祭ジェネレーション部門特別表彰『663114』は「戦後66年の3月11日に起こった4基の原発事故」を意味する、蝉が主人公のアニメ。
| <H>新しい到来の足音 5作品69分 進化を続ける映像表現の現在形たち。ロッテルダム国際映画祭短編部門で日本人初のタイガーアワードを受賞した牧野貴。有機的な抽象ドローイングで現代日本を代表する映像作家石田尚志。今もっとも刺激的で先鋭的なコラボレーションだ。
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<I>身体のありか 5作品85分 映画のカットが人格を持ったら?『Who?』では映画の構成が被写体の指示で決定される。映画を作っているのは誰なのか? 萩原朔美とかわなかのぶひろの新作は自身の肉体的変化が出発点。儚き身体を眺め、「私とは何か?」を問う。
| <イ>インスタレーション 4作品 模型をCCDカメラで撮影、その拡大映像と併置する伊藤隆介の作品は、アーウィン・アレンや円谷英二に倣って、日本人が今一番見たい(あるいは見たくない)ものを再現。メディアの運ぶ情報のリアリティを「こんなことはなかった」と風刺する。
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『カーポ・ヴェルデへの旅』 | 『チャイニーズ・チャッカーズ』 | 『秩序を乱す』 |
<J>アニメーション・セレクション1 深呼吸の旅 7作品68分 深い眠りに身を任せる心地よさと、底なしの海にたゆたう浮遊感覚を重ねあわせた『スリープ』、日常の些事から思い切って飛び出して、孤島で過ごした日々の日記『カーポ・ヴェルデへの旅』、超絶的ペーパークラフト・アニメーションの技巧と捩じれた話法で英国アカデミー賞を受賞した『イーグルマン・スタッグ』など優れたアート・アニメーション選集。
| <K>アニメーション・セレクション2 あのフレッシュな感覚 中国インディペンデント・アニメーション 12作品88分 次々と新しい才能が登場している中国のアート・アニメーション。世界に名を馳せる現代美術作家ツァオ・フェイやスン・シュンに続く若手アーティストたちの多くは日本初登場。本邦初の中国のアート・アニメーション特集でもある。 ※提供:中国インディペンデント・フィルムアーカイブ キュレーター:チャン・ヤーシュアン
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<L>ザ・サウンド・オブ・エンド・オブ・ミュージック 5作品68分 サーフ・ロックを伴奏とした黙想『間隙から逃げる光』、美しいアルプスの山々にナパーム弾が炸裂するのを背景に、ジュリー・クルーズとジム・モリソンの歌が絡み合う『ザ・サウンド・オブ・エンド・オブ・ミュージック』、巨大な機械を構築し、それが発生させる微細な粒子の運動とノイズによって濃密な音圧フリッカー空間を生み出す『VEXED』。音楽が一瞬一瞬の"今"を告げる。
| <M>ビヨンド・タッチ 不可触の領域 ザブルーダーの3D催眠術 3作品73分 ケネディ大統領の暗殺現場を8ミリで撮影したアブラハム・ザプルーダーから名前をとった3D映像集団ザプルーダー。2011年のヴェネチア映画祭で3D映画賞を受賞した彼らの作品を日本初紹介。ジョルジュ・バタイユの架空の伝記映画として作られた『デーモン』を中心に、3D映像をフェティッシュなものとして捉えたプログラム。(*3Dメガネを着用しご覧頂きます。)
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<N>トリック・シー スティーブン・ドウスキン作品集 3作品73分 1961年にニューヨークで映画を撮り始め、のちロンドンに渡り当地の実験映画界の中心的人物となったドウスキンの初期傑作集。〈作者の視線=カメラ〉が見つめると、全てが演じられたものとなる。ロン・ギーシン、ギャビン・ブライアーズの音楽が、さらにその関係性を挑発する。
| <O>ミスプレイスド・ストーリーズ 場違いなお話 4作品80分 美しい浜辺での、病弱な少女とサーファーガールのささやかな交流を描く『波』、血なまぐさい事件の現場をカメラが探索するピクチュアレスクなミステリー『イスラ・アルタ』、現在最も注目される若手作家マティ・ディオップの今年のロッテルダム映画祭短編タイガーアワード受賞作『ビッグ・イン・ベトナム』などを上映。
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<P>アイ・ウェイウェイ 秩序騒乱 2作品139分 アーティスト・建築家・活動家であるアイ・ウェイウェイの「社会的ドキュメンタリー」2本。四川大地震の政府による犠牲者隠蔽。その追及に加担したことによって警察に殴打・拘束された始終を自ら描く『秩序を乱す』。世界から100人の建築家を招き、ゴビ砂漠の原野にそれぞれ1000平方メートルの家を設計するという壮大な計画=ヘルツォーク&ド・ムーロンとの共同プロジェクトの顛末を追った『オルドス100』を上映する。
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<Q>スモール・ロード 1作品103分 アメリカ中西部の道路と車を、47ショットで綴る究極のロード・ムービー。デジタル映像のハイパーリアリズムが、ベニングの〈黙視し、耳を傾けること〉についての問いを新たな次元へ旅立たせる。IFF2009で上映されたベニング16ミリ最後の作品『RR』と対をなす作品。
| <R>ザ・フューチャー 1作品91分 IFF2003で作家特集を行なったミランダ・ジュライの長編第2作。2011年のベルリン国際映画祭のコンペティション部門で上映された。前作『キミとボクの虹色の世界』に比べダークで、孤独と喪失の感覚が切実に観る者を捉える。「未来」の希望と恐怖についての物語。
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『モザイク・メカニック』 | 『アローン』 | 『ボルゲート』 |
<X1>ブレイキング・グラウンド1 アクション! 11作品76分
| <X2>ブレイキング・グラウンド2 コンクリート・フォルム 13作品91分
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<X3>ブレイキング・グラウンド3 映画再訪 7作品81分
Q&A予定:ノルベルト・プファッフェヘンビヒラー | <X4>ブレイキング・グラウンド4 日々のあれこれ 8作品67分
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<X5>ブレイキング・グラウンド5 AからZそしてまたAへ 9作品71分
| <X6>ブレイキング・グラウンド6 君の瞳に 8作品73分
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<X7>ブレイキング・グラウンド7 畏敬を込めて 9作品78分
| <X8>ブレイキング・グラウンド8 時の流れ 8作品79分
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<X9>ブレイキング・グラウンド9 誰のリアリティー? 4作品69分
| <X10>ブレイキング・グラウンド10 隣人を訪ねて 4作品101分
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『ジョルジエット・ムニエール』 | 『ジョルジエット・ムニエール』 | 『女体拷問人グレタ』 |
<Y1>LUFF does Tokyo 1 ジョルジエット・ムニエール 1作品83分
| <Y2>LUFF does Tokyo 2 女体拷問人グレタ 1作品95分
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<Y3>LUFF does Tokyo 3 キャロル・ロッソプロス カメラを持った女 1作品80分
Q&A予定:エマニュエル・ド・リードマッテン | <Y4>LUFF does Tokyo 4 スイス短編集1 11作品59分
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<Y5>LUFF does Tokyo 5 スイス短編集2 11作品56分
Q&A予定:リカルド・ダ・シウバ | <Y6>LUFF does Tokyo 6 習慣を断て+ ペーター・リヒティ短編集 3作品67分
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<Y7>LUFF does Tokyo 7 虫の音 1作品88分
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