ブリジット・バルドー生誕祭



つい先日、久々にゴダールの『軽蔑』を観て衝撃を受けたばかりなのだが(何度観ても衝撃を受ける映画だ!)、彼らに同行して『パパラッツィ』と『バルドー/ゴダール』という短篇をものにしたジャック・ロジェも居合わせたに違いない、カプリ島のマラパルテ邸の屋上で、地中海の紺碧の空に惜しげもなくお尻を晒していたブリジット・バルドーの、何かの機会を祝うというよりは、彼女の存在自体を唐突に祝おうという大胆な特集上映が行われる。中でもロジェ・ヴァディム監督『素直な悪女』は、未見の方は必見!バルドーのワイルドな魅力が炸裂し、音楽やファッションにも南仏の官能が漲る、多くの女性に観て頂きたい傑作映画。そして、オムニバス映画『世にも怪奇な物語』は、ヴァディムがジェーン・フォンダを、ルイ・マルがアラン・ドロンとバルドーを耽美的かつエレガントに撮った、炎と血が妖しく輝くロマン(!)と頽廃の物語。フェディリコ・フェリーニの一遍『悪魔の首飾り』は、マジで怖いホラー~!

<リリースより引用>
フランス語で "赤ん坊"を意味するBB (べべ)。約50本の出演作を残し、1973年に映画界を引退したブリジット・バルドーの愛称である。
1956年、『素直な悪女』でスクリーンいっぱいに見せつけた裸体は、観客の度肝を抜いた。猫を思わせる大きな瞳、すねたような唇、神々しいまでにくびれたウエストにすらりと長い脚......。ヨーロッパ最大のセックス・シンボルとして、一躍スターとなったバルドーは、私生活でも4度の結婚のほか、セルジュ・ゲンスブールを始めとする大物たちと浮き名を流したことでも知られる。
パーフェクトなボディに、無邪気さと大人の色香を兼ね備えたBBは、いつの時代も憧れの存在。時を経てもなお魅力的なファッションや自由な生き方に、再び注目が集まっている。彼女にもう一度ノックアウトされたいすべての男性、いつまでも可愛らしさを忘れたくないすべての女性のために、永遠の小悪魔・BBがついにスクリーンに甦る!
ブリジット・バルドーの本格的な映画祭は国内では約20年ぶり。現存する最良のマスターに、さらに修復を施した全盛期の5作品が登場。お色直しを経て一段と美しくなったBBの誘惑が、いま再び、スクリーンいっぱいに弾ける!
2010.8.10 update
2010年8月28日(土)~9月28日(火) 5作品一挙公開!
連日モーニングショー 各作品朝10:30より一回上映
※『わたしのお医者さま』はバースデイ特別上映(1回限り)
※同時公開『世にも怪奇な物語』8.28-9.10 連日21:00よりレイトショー(特別鑑賞券もご使用可)
※『世にも怪奇な物語』を含む6作品全てDLP(DV-CAM)上映

会場:新宿武蔵野館
料金:特別鑑賞券=BBフォト入り3回券3,000円 絶賛発売中!
「ブリジット・バルドー生誕祭」「世にも怪奇な物語」共通利用可!(当日一般1,300円 シニア1,000円)
お問い合せ:新宿武蔵野館
      JR新宿駅中央東口 三越裏 武蔵野ビル3階
      TEL 03-3354-5670

配給:IMAGICA TV
配給協力:コミュニティシネマセンター
公式サイト:www.bb-rebirth.com

『ブリジット・バルドー生誕祭』期間中、映画ポスターの巨匠・野口久光氏復刻ポスター展開催!(新宿武蔵野館展示スペースにて)
<野口久光 のぐち ひさみつ>
1930年代から始まったフランス映画の黄金時代、日本公開される多くの作品にポスタービジュアルを提供したグラフィックデザイナー。フランソワ・トリュフォーが野口氏による「大人は判ってくれない」のポスターに感激し、生涯自身の部屋に飾った話は有名!
上映スケジュール
8月28日(土)~
9月3日(金)
10:30
素直な悪女
(88分)
9月4日(土)~
9月10日(金)
10:30
裸で御免なさい
(102分)
9月11日(土)~
9月17日(金)
10:30
月夜の宝石
(91分)
9月18日(土)~
9月24日(金)
10:30
殿方ご免遊ばせ
(85分)
9月28日(火)

17:30
わたしのお医者さま
(90分)
8月28日(土)~9月10日(金)
21:00
世にも怪奇な物語
(121分)
   
※各回入替/整理券制
上映プログラム

『素直な悪女』
1956年/カラー/88分/ビスタサイズ
監督/ロジェ・ヴァディム
共演/ジャン=ルイ・トランティニャン 

冒頭からスクリーンいっぱいに映し出される肢体は圧倒的。監督ロジェ・ヴァディムが、当時22歳だった愛妻・BBを一躍スターの座に押し上げた記念碑的作品。共演のトランティニャンとBBが撮影中に恋に落ち、駆け落ちしたことでも知られるスキャンダラスな一本。

※オリジナルはスコープサイズですが、今回のデジタル・リマスター版はビスタサイズでの上映となります。
『裸で御免なさい』
1956年/モノクロ/102分/スタンダードサイズ
監督/マルク・アレグレ
共演/ダニエル・ジェラン 

バルドーがストリップに出場!? 『素直な悪女』で旋風を巻き起こしたBBが、健康的でゴージャスな肉体美を存分に披露するお色気コメディの名作。バレエで鍛え上げられた優美なダンスと完璧なプロポーションは必見! 共演は『過去を持つ愛情』の二枚目俳優ダニエル・ジェラン、共同脚本は当時の夫、ロジェ・ヴァディム。
『月夜の宝石』
1958年/カラー/91分/スコープサイズ
監督/ロジェ・ヴァディム
共演/スティーヴン・ボイド 

正当防衛で人を刺した青年と、彼に恋した娘の逃避行......! 『素直な悪女』の主演・監督コンビがスペインの風光を舞台に贈る、スリリングな愛欲のドラマ。身も心も恋に捧げる情熱的な女性を演じきるBBのシリアスな表情に注目! 共演は『第三の男』のアリダ・ヴァリ。
『殿方ご免遊ばせ』
1957年/カラー/85分/スタンダードサイズ
監督/ミシェル・ボワロン
共演/シャルル・ボワイエ 

仏大統領の愛娘が国賓の王子さまと不倫ランデヴー!? BB本人もお気に入りの一本と語る、世にもチャーミングな一本。空軍のジェット機を失敬した空中デートなど、ゴージャスでお洒落なセレブぶりは必見! 当時23歳のBBが完璧なスタイルで着こなすとりどりのファッションはため息ものだ。
『わたしのお医者さま』
1955年/カラー/90分/ビスタサイズ
監督/ラルフ・トーマス
共演/ダーク・ボガード

ブロンドに髪を染める前の初々しいBBが、英国の人気シリーズに出演した貴重な一本。透明感あふれる表情がブレイクの予感を色濃く感じさせる。主題歌『ジュ・ヌ・セ・パ』では可憐な歌声も披露。
『世にも怪奇な物語』
1967年/カラー/121分/ビスタサイズ
監督/ロジェ・ヴァディム、ルイ・マル、フェデリコ・フェリー二
キャスト/ジェーン・フォンダ、ブリジット・バルドー、アラン・ドロン、テレンス・スタンプ 

40年の時を経て甦る、美しすぎる悪夢の世界
怪奇文学の巨星、エドガー・アラン・ポーが遺した鮮烈な悪夢の世界を、ヨーロッパ映画界を代表する3人の監督がいずれ劣らぬ個性とスタイルで映像化した本作。1967年の公開時には豪華スターの競演が話題を呼び、じわじわと忍び寄るかのような未知の恐怖は観客をトラウマの渦に叩きこんだ。
圧倒的な視覚イメージに豊かな色彩、堂々たる風格を備えた流麗な演出。耽美と退廃に満ちた独自のムードは、「世にも奇妙な物語」をはじめとする数々のオムニバス・ホラーの原点と言われる。
美しい女伯爵の歪んだ愛が引き起こす悲劇を描くロジェ・ヴァディムの「黒馬の哭く館」。自らの分身と対面した男が辿る皮肉な末路を、ミステリアスなタッチで綴るルイ・マルの「影を殺した男」。そして、夕暮れのローマに降り立った青年俳優が、狂気の淵を彷徨いながら少女の幻影に誘われるフェデリコ・フェリーニの「悪魔の首飾り」。
豪華スターの鬼気迫る競演、愛と憎しみ、死と転生、ロマンと幻想の織り成す至高のオムニバス大作が、日本初公開から40年の時を経て、いま再び、美麗デジタル・リマスターでスクリーンに登場!!




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