OUTSIDE IN TOKYO
ANDO SAKURA INTERVIEW

安藤サクラ『トルソ』インタヴュー

5. 宇宙規模の!SFくらいの!もっと宇宙とかもぜんぶ飛び越えたような、
  でっかい野望がある!はず?

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OIT:サクラさんは野心とか野望ってあるんですか?
A:ないです!ただ、ほんとに健康にしたいってくらいです。でも、もっとでっかい、野心じゃない、野望はあります!

OIT:仕事以上の?
A:もっと宇宙規模の!SFくらいの!もっと宇宙とかもぜんぶ飛び越えたような、でっかい野望があるはず!

OIT:はず?
A:いや(笑)、ある!でもそれは秘密!

OIT:秘密なんですか。
A:目の前の目標みたいなのはあまりない。今日、これをする、とかいうのはその日にあったとしても、こういう女優になりたいとか、こういう映画に出たいとか、そういうことに関してはあまりないですね。

OIT:別に地球征服を企んでるわけじゃないですよね?
A:征服はしないです!征服はしないけど、もっといい地球になればいいな、と思います。

OIT:自分にその力があったらどうします?
A:力があったら、せっかくちょっとでも外に出られる仕事をしてるから、ぷしゅーって、いいエネルギーを振りまく!

OIT:それはすごく大事ですね。
A:だからもしそういうパワーを持ってる人がいたら、もっとメディアに振りまけばいいのにって思います!

OIT:今も振りまけているんじゃないですか?
A:え、まけてるのかな!? 地球は変わるかな!?

OIT:変わりますよ!
A:でも地球は好き!(地球って)星が!ここ!まあ、ここがあるのかもわかんないけど。

OIT:人も好きですか?
A:うん。嫌いな人もいるけど、嫌いじゃない。苦手な人もいるけど、基本的に好きだと思う。

OIT:レオナルド・ディカプリオみたいにエコロジーを説く人もいますけど。
A:エコロジーはよく分かんない。まだ勉強不足なので。

OIT:何をしている時がアガりますか?
A:何をしてるというか、漠然と気持ちのよい日。

OIT:その条件は?
A:ない!なんか意味もなくハッピーな時ってありませんか?太陽が出てて、いい朝だ、と思った日はすごくハッピーになります。でも私、こうやってしゃべってると宗教家みたいじゃないですか(笑)。そういうのじゃないんです。神社は好き。気持ちいいから。でも気持ち悪い神社もある。気持ち悪い神社はもうだめで、そもそも行かない。

OIT:感覚が鋭いんですか?
A:たぶん。だからそこばかりに頼ってると、ふと現実に戻ったりした時にすごくつらくなっちゃう。だからいいバランスがとれるように最近がんばってます。

OIT:すごく変な夢を見たりしますか?
A:うちの姉は変な夢、いっぱい見ます。私も見ますけど、ええと、すごく印象的だったのは、たいしたことじゃないけど、すごくリアルに、感じられたのは、選ばれた人は地球からいなくならなきゃいけなくて。それで何時間以内かに、上に行かなきゃいけないのに、時間がないと思って、ぱっと入った家に、とっても大切な人がいて。四畳半くらいのボロいアパートで。でも表参道かなんかのちょっとおしゃれな場所だったんですけど(笑)。その人のことはよく知らないんだけど、でも、初めて会ったのに、行かなきゃいけないのが、すごく寂しくて。でも絶対会えるからねって言って、ぱっと外に出て。私は地球からいなくならなきゃいけない人間だった。そうしたら体に穴が空いてて、穴に栓がしてあって、ぷしっと栓を抜くと、ほら、風船って栓を抜くとぷしっーと昇っていくじゃないですか?それと同じ感じで、ぷんと抜くと、しゅいーーーんって上に昇って行って。そうすると、そこはまたぜんぜん違う地球で、もう一回そこで私は生活をし始めて、記憶を辿ると、ここら辺に、昔入った四畳半のアパートがあると思って、入ると、またそこにその人がいてって夢を見ました。それは絶対忘れない!

OIT:なんだか不思議と完結してますね。
A:(笑)それは好きな夢。あとは、お母さんやおばあちゃんに起こされたはずなのに、なんで今寝てるのー(笑)みたいな夢ばっかり。さっき支度して、制服着て家出たのに、なんで今ベッドなんだー、みたいなのが多いです。

OIT:ところで、最近の映画を見て、海外の映画に出てほしいなと思います。
A:へー、海外ですか?

OIT:海外がいいとか悪いとかじゃなくて、うまく出ればすごくおもしろいだろうなって。
A:でも海外、気持ちいいですよね。私よく海外にいると、とっても素直にしゃべってるって言われます。別に自分で意識してないのに。

OIT:英語はできますか?
A:英語はそんなにじゃないですけど、日常的にしゃべるくらいなら。

OIT:お姉さんは留学してたんですよね?
A:姉がずっとロンドンに行っていたので、私もその影響でわりとしゃべることは多かったです。

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