<Node of Cinema vol.1>「オルタナティブ・シネマ宣言」~ゲリラ映画時代をいかに生きぬくか~

node_of_cinema_01.jpg『行旅死亡人』(井土紀州)、『TOCHKA』(松村浩行)、『谷中暮色』(舩橋淳)という、製作から配給宣伝までを自らおこなう話題作・意欲作が、相次いで劇場一般公開される。これら「オルタナティブ・シネマ」をめぐって、映画作家の対話と、初期作品上映を通して、来るべき映画の未来像を探る試みが秘かに行われる。日本のインディペンデント映画の最先端を走る映画作家たちによる刺激的な「宣言=マニフェスト」に注目したい。
2009.10.22 update


10月27日(火)
会場:アテネ・フランセ文化センター
   東京都千代田区神田駿河台2-11 アテネ・フランセ4F
   03-3291-4339(13:00-20:00)
一般:1400円(各回入替なし)
アテネ・フランセ文化センター会員:1回券1000円 
(トーク無料、ただし当日上映をご鑑賞の方のみ)
※文化センター会員入会をご希望の方は登録が必要になります。
登録料:一般=1500円/アテネ・フランセ学生=1000円 


お問い合わせ:yskw012@yahoo.co.jp(担当:吉川)
主催:映画集団Node
協力:アテネ・フランセ文化センター、映画美学校、TOCHKA UNION、Big River Films





『TOCHKA』10月24日(土)より、渋谷ユーロスペースにてレイトショー公開
http://www.tochka-film.com


『谷中暮色』10月31日(土)より、シネマート新宿にてモーニングショー公開
http://www.deepinthevalley.net

『行旅死亡人』11月7日(土)より、シネマート新宿にてロードショー公開
http://www.kouryo.com
上映プログラム
15:00~上映
『Talkie & Silence』
1999年/16mm/17分
製作・脚本・編集・監督:舩橋淳
『echoes エコーズ』
2000年/16mm/72分
監督・プロデューサー・脚本:舩橋淳
撮影監督:エリック・ヴァン・デン・ブルー
製作統括・キャスティングディレクター:アリサ・ジョー・ブラック
楽曲提供:山中 透、オリジナル・ミュージック:デイヴィッド・ウルマン
CAST:エデン・ラウントゥリー、パオロ・パグリアコロ、アリソン・ライト、ほか
NYで生活していた舩橋淳が仲間を集め、雑誌でキャストを募集したインディーズ作品。触れ合っても、言葉を交わしても消えることのない"距離"を静かに捉え、そこに通い合う"微かな響き=echoes"を聞き取ろうとする、NYの若者たちの孤独を描いた作品。8年振りの日本上映。
16:50~上映
『よろこび』
1999年/16mm/32分
監督・脚本:松村浩行
CAST:遠山智子、西山洋一、泉雄一郎、万田邦敏、ほか
謎の中小企業「リズム社」に勤務するアオシギは単調な生活を営んでいた。多様な人物との出会いや別れを経験することで、やがて新しい人生へと目覚めていくかに見えたのだが...。「戦争=争議映画」を夢想して作られたものの主人公ばかりか監督までもが遁走の末に疲れ果てて眠り込んでしまったというまるでその後の十年を暗示するような映画である。
『YESMAN/NOMAN/MORE YESMAN』
2002年/DV/70分
監督: 松村浩行
CAST:Felix Owusu、永野雄太、 凌雲鳳、ほか
能曲を翻案したブレヒトの弁証法的連作教育劇「イエスマン初稿」「ノーマン」「イエスマン第2稿」を時系列通りに映画化した作品。病気の母親のいる少年が薬を求めて危険な山越えの旅に同行するが自らも罹病してしまう。村に伝わるしきたりがかれの「処置」を迫る。
『つかのまの秘密さ海の城で~水無月蜜柑試篇』
2005年/DV/23分
CAST:あがた森魚、田口昌由、渡辺ゆきこ、ほか
2005年初夏のあがた森魚北海道ツアーに同行して作られた、まったくデラックスじゃない短編記録映像。あがた氏が朗読する北園克衛の詩にブニュエルが乱反射し、当時急逝したばかりの高田渡の影もちらつく。完成後、神楽坂のライブハウスで一回だけ上映された。
最初で最後(?)のレア上映。
19:00~トークショー
松村浩行(映画監督)×舩橋淳(映画監督)×井土紀州(脚本家・映画監督)×ほか

プロフィール
Atsushi Funahashi
舩橋 淳(ふなはしあつし)


1974年大阪生まれ。東京大学教養学部表象文化論科卒。ニューヨークにて映画製作を学び、数本の短編映画を作る。自主製作で完成させた初の長編映画『echoes』(00)は、アメリカ人社会をユニークな視点で見つめ直した作品として、欧米の映画祭でも注目を集めた。続く『ビッグ・リバー』(06)はアメリカ・アリゾナを舞台に、オダギリジョー主演で話題を呼ぶ。07年9月に10年住んだNYから谷中へ移住。最新作『谷中暮色』がシネマート新宿にて公開。
Hiroyuki Matsumura
松村 浩行(まつむらひろゆき)


1974年北海道札幌市生まれ。早稲田大学第一文学部卒業後、映画美学校第二期フィクション科に入学、映画制作を学び始める。初監督作品『よろこび』(99)がユーロスペースにてレイトショー公開、01年ドイツ・オーバーハウゼン国際短編祭・国際批評家連盟賞を受賞。その後ブレヒトの教育劇に基づく実験作『YESMAN/NOMAN/MORE YESMAN』(02)を発表。最新作『TOCHKA』は、09年東京国際映画祭「日本映画・ある視点」部門にて上映され、渋谷ユーロスペースにて公開。


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