
2010.5.13 update |
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会場: | アテネ・フランセ文化センター |
料金: | 一般 1回券=1,200円/3回券=3,000円 アテネ・フランセ文化センター会員=800円 (アテネ・フランセ文化センター会員の方の回数券はありません) ※20分前より開場し、チケットを先着順に販売いたします。 ※アテネ・フランセ文化センター会員入会をご希望の方は登録が必要になります。 登録料:一般=1,500円/アテネ・フランセ学生=1,000円(2011年3月まで有効) |
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上映プログラム |
![]() | 『リオ40度』 原題:Rio, 40 Graus 1956年 100分 監督・原作・脚本/ネルソン・ペレイラ・ドス・サントス 出演/ジェゼ・ヴァラダン、グラウセ・ローシャ、ロベルト・バタリン 灼熱のリオ。カブスの丘のスラムに暮らす5人のピーナッツ売り少年を中心に、金と欲の力関係に翻弄される人間たちの姿を縦横無尽に交錯させた、都市生活者のタペストリー。ネオレアリスモなどに影響を受けつつ、政治状況への積極的な加担と連帯への希望を表明したこの作品は、新しいブラジル映画(シネマ・ノーヴォ)の到来を告げることになった。 ![]() |
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『乾いた人生』 原題:Vidas Secas 1963年 105分 監督・脚本/ネルソン・ペレイラ・ドス・サントス 出演/アッチラ・イオリオ、マリア・リベイロ、オルランド・マセード 干ばつのために難民生活を強いられたファビアーノ一家。ようやく見つけた農場での生活も、権力者の搾取と横暴からは逃れられない。そして、新たな干ばつが一家をふたたび「地獄」へと突き落とした。ブラジル東北部(ノルデスチ)の内陸に生きる零細農民の苛酷な現実を、地を這うような目線で描き、シネマ・ノーヴォの評価を内外に決定づけた傑作。 ![]() |
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『オグンのお守り』 原題:O Amuleto de Ogum 1975年 112分 監督・脚本/ネルソン・ペレイラ・ドス・サントス 出演/ジョフレ・ソアレス、アネシー・ローシャ、ネイ・サンターナ 民間信仰ウンバンダ教の神オグンから不死の肉体を授かったガブリエル。この不死身の主人公を中心に繰り広げられる犯罪組織や政治家をまきこんだ抗争劇が、民衆の信仰を異物化し、貧困と暴力を恒常化させるブラジル社会の実態を暴き出していく。スピーディな展開の活劇という形を借りて、大衆との精神的な共犯関係を模索したペレイラ・ドス・サントスの新境地。 ![]() |
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『奇蹟の家』 原題:Tenda dos Milagres 1977年 148分 監督・脚本/ネルソン・ペレイラ・ドス・サントス 出演/ウーゴ・カルヴァナ、ソニア・ディアス、アネシー・ローシャ 今世紀初頭、人種の混交こそ民主的な社会を作ると主張して、バイア州の知識人や権力者を震撼させた混血の学者ペドロ・アルカンジョ。この忘れられた先覚者をめぐって、過去と現在、白人と黒人、西洋とブラジルといった複数の視線がぶつかり合う。人種にまつわるブラジル人の深層心理にメスを入れた、ジョルジェ・アマード原作による衝撃作。 ![]() |
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『人生の道〜ミリオナリオとジョゼ・リコ』 原題:Estrada da Vida- Milionário e José Rico 1981年 103分 監督/ネルソン・ペレイラ・ドス・サントス 出演/ロメオ・J・モトス、ジョゼ・A・サントス、ナディア・リピ ブラジル中央部(セルタネージャ)出身の人気デュオ、ミリオナリオ(百万長者)とジョゼ・リコ(金持ち)を主役に迎えた音楽映画。二人がミュージシャンとして人気を得るまでの話を軸に、彼らの音楽が生まれ、歌われ、聴かれる状況を、寄り添うような眼差しで捉えていく。『オグンのお守り』に始まる「民衆映画」の延長線上にある作品。 |
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『監獄の記憶』 原題:Memórias do Cárcere 1981年 188分 監督・脚本/ネルソン・ペレイラ・ドス・サントス 出演/カルロス・ヴェレーザ、グロリア・ピレス、ジョフレ・ソアレス ヴァルガス独裁政権による共産主義者弾圧のさなか、作家グラシリアーノ・ラモスは、政治犯として監獄に送られる。そこで彼が見たものは、植民地主義の残滓と支配者による暴力、そして脆弱なエリートというブラジルの現実そのものだった。近代という時代の苦難と矛盾を背負って生きる作家の姿を大きなスケールで描いた、映画による知識人論の最高峰。 |
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『第三の岸辺』 原題:A Terceira Margem do Rio 1994年 98分 監督・脚本/ネルソン・ペレイラ・ドス・サントス 出演/イラ・サン・パウロ、ソニヤ・サウリン、バルバラ・ブラント 静かな川べりの一軒家に暮らすリオ・ジョルジ一家。幼い頃に川の彼方へと姿を消した父、牛に導かれ出会った美しい妻、不思議な念力を備えた一人娘。しかし、故郷を捨てブラジリアへ出た一家には、新たな苦難と喧騒の嵐が待ち受けていた。奇蹟への信仰と畏怖、生と死の不条理な輪廻を通して、ブラジル民衆の宗教心の内奥へと踏み込んだ野心作。 ![]() |
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『主人の館と奴隷小屋』 原題:Casa-Grande e Senzala 2001年 228分 ※ビデオ作品 監督/ネルソン・ペレイラ・ドス・サントス 第1部「ジルベルト・フレイレ、現代のカブラル」(57分) 第2部「アクーニャ、ブラジル的家族の母」(57分) 第3部「ポルトガル人、熱帯の植民地」(56分) 第4部「ブラジル人の性生活と家族関係における黒人奴隷」(58分) 人類学者ジルベルト・フレイレが執筆した同名の著書を、4回連続のテレビ番組として映像化。第1 部は、フレイレの友人であった作家エドゾン・ネリー・ダ・フォンセカに扮した教授が、この著書の執筆過程と出版当時の反響を語る。第2部では、教授と学生とが、インディオとヨーロッパ人の出会いについて議論する。第3部は、元々様々な人種の影響下にあったと推察される植民地のルーツがポルトガル語で語られる。第4部では、主人と奴隷の生活描写や性的関係、サディズム等が論じられる。 |
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