エル・ジャポン創刊20周年特別企画 ELLE LOVES CINEMA『映画で歩くパリ』



エル・ジャポン創刊20周年を記念して、エルがセレクトしたパリを舞台にした名作10本が『映画で歩くパリ』と題され特別上映される。同名の鈴木布美子さんの著書との関係はいざ知らず、"フランス映画好き"を自認するものとしては、観ていませんとは言い辛いラインナップがずらりと並ぶが、実はDVDでしか観ていない人も多いのでは?ルノワールの『フレンチ・カンカン』、ゴダールの『女は女である』をはじめ、未だ瑞々しい名作の数々をぜひこの機会にスクリーンで観ておきたい!
2009年10月10日(土)~10月16日(金)
会場:シアター・イメージフォーラム http://www.imageforum.co.jp/theatre/
当日券:一般1300円/学生1100円/小・中・高・シニア1000円/会員1000円(自由席・定員入替制/整理券制)
企画:エルジャポン編集部、ザジフィルムズ
配給:ザジフィルムズ

10月10日(土)
11:00
素晴らしき放浪者
13:30
いとこ同志

16:00
フレンチ・カンカン
18:30
巴里祭

10月11日(日)
11:00
地下室のメロディー
13:30
パリところどころ
16:00
想い出のサンジェルマン
18:30
巴里の屋根の下
10月12日(月)
11:00
女は女である

13:30
男性・女性

16:00
素晴らしき放浪者
18:30
パリところどころ
10月13日(火)
11:00
フレンチ・カンカン
13:30
いとこ同志

16:00
地下室のメロディー
18:30
想い出のサンジェルマン
10月14日(水)
11:00
男性・女性

13:30
女は女である

16:00
パリところどころ
18:30
巴里の屋根の下
10月15日(木)
11:00
巴里祭

13:30
男性・女性

16:00
フレンチ・カンカン
18:30
素晴らしき放浪者
10月16日(金)
11:00
地下室のメロディー
13:30
想い出のサンジェルマン
16:00
いとこ同志

18:30
女は女である

上映10作品
※詳細情報提供:ザジフィルムズ

『パリの屋根の下』
(1930)
監督:ルネ・クレール
出演:アルベール・プレジャン、ポーラ・イレリ、エドモン・グレヴィル

ルネ・クレール監督の初のトーキー。台詞は最小限に抑えられ、音楽を際立たせ、視覚的暗示の技巧を駆使した当時としては斬新な方法を試した作品。下町情緒あふれるラザール・メールソンのオープンセットも秀逸。
『巴里祭』
(1933)
監督:ルネ・クレール
出演:アナベラ、ジョルジュ・リゴー、レーモン・コルディ、ポール・オリヴィエ

原題の「7月14日」はフランスの「革命記念日」のこと。惹かれあっていた男女が7月14日に思いがけない運命で引き裂かれ、別々の人生を歩んだ後に劇的な再開を果たす。可憐な娘アンナに扮するアナベラの美しさも必見。
『素晴らしき放浪者』
(1932)
監督:ジャン・ルノワール
出演:ミシェル・シモン、シャルル・グランバル

名優ミシェル・シモン演じる放浪者プーデュが天真爛漫、自由闊達にスクリーンの上を暴れまわる姿は爽快。人生の皮肉が織り交ぜられたルノワールの傑作中の傑作。
『フレンチ・カンカン』
(1954)
監督:ジャン・ルノワール
出演:ジャン・ギャバン、フランソワーズ・アルヌール

ジャン・ルノワールの戦後のフランス映画第一作。フレンチカンカン誕生を巡って繰り広げられる人間模様を描いた秀作。類を見ない躍動感と目が眩むような豊潤な色彩の乱舞は圧巻。
『地下室のメロディー』
(1963)
監督:アンリ・ヴェルヌイユ
出演:ジャン・ギャバン、アラン・ドロン

ジャン・ギャバンとアラン・ドロンが初共演した犯罪映画の傑作。若者と組んで最後の大仕事をする5年の刑期を終えた老ギャングを描く。衝撃的なラストシーンは後の映画に多大な影響を与えた。
『いとこ同志』
(1958)
監督:クロード・シャブロル
出演:ジェラール・ブラン、ジャン=クロード・ブリアリ

パリで贅沢な生活を送る同い年の従兄弟ポールを頼って、片田舎からやってきた青年シャルルを、悲劇が待ち受けていた・・・。
交錯する青春の光と影を、初期のクロード・シャブロルが、瑞々しく斬新に描いた傑作。
『女は女である』
(1961)
監督:ジャン=リュック・ゴダール
出演:ジャン=ポール・ベルモンド、アンナ・カリーナ

女の本然な姿を映し出したゴダールの革新的作品。
ゴダール自ら脚本を書き上げ、ヌーヴェル・ヴァーグを代表する女優アンナ・カレーニナは今作にて、ベルリン国際映画祭女優賞を受賞している。
『男性・女性』
(1966)
監督:ジャン=リュック・ゴダール
出演:ジャン=ピエール・レオ、シャンタル・ゴヤ

原題には、"15の明白な事実"という副題を持ち、15のエピソードで、パリの若者の文化と意識の問題を扱う。出演は、ジャン・ピエール・レオ、シャンタル・ゴヤ、ブリジット・バルドーなど。
『パリところどころ』
(1965)
監督:ジャン=ダニエル・ポレ、ジャン・ルーシュ、バーバラ・ウィルキンド、エリック・ロメール、ジャン=リュック・ゴダール、クロード・シャブロル

ヌーヴェル・ヴァーグが最高点に達した時期に撮られた代表作。 ラ・ミュエットのような高級住宅街から、サンジェルマン・デ・プレのような学生街、そしてサンドニのような娼婦街にいたるまで、ありとあらゆるパリが映し出される。
『想い出のサンジェルマン』
(1967)
監督:ジャック・バラティエ
出演:ボリス・ヴィアン、ジュリエット・グレコ

1940年代後半から50年代にかけて、セーヌ左岸・パリ六区のサンジェルマン・デ・プレに集った芸術家たちの姿を描くドキュメンタリー。ボヘミアン生活を謳歌していた若者の時代を描く。


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