2009年10月 2日
『ボヴァリー夫人』
ジャン・ルノワール、ヴィンセント・ミネリ、クロード・シャブロル、マノエル・ド・オリヴェイラといった世界の巨匠が映画化した、フランス文学の至宝ギュスターフ・フローベールの『ボヴァリー夫人』がロシアの鬼才アレクサンドル・ソクーロフ(『エルミタージュ幻想』、『太陽』、『チェチェンへ アレクサンドラの旅』)によって映画化されたのは1989年の話。完成から20年を経た今、オリジナルの167分を128分に監督自らが再編集した2009年版『ボヴァリー夫人』が公開される。悲劇の主人公エマが纏うディオールの衣装にも注目。